目次
1 校正10のレッスン(ゲラ(校正刷)を受け取る
文字は記号か?―引き合わせ(1)
赤字の美しさ―引き合わせ(2) ほか)
2 対話のために(校正の原則と役割;言葉の宇宙;黙読と小さな声 ほか)
3 講義ノート(縦組のルビ;校正の知恵袋;デジタルデータの校正 ほか)
著者等紹介
大西寿男[オオニシトシオ]
1962年兵庫県神戸市長田区に生まれ育つ。1988年より、東京で校正者として働くかたわら、編集・DTP・手製本など自由な本づくりに取り組む。校正の仕事では、外部校正者として、文芸書、人文書を中心に、実用書や新書から専門書まで、幅広く手がけてきた。企業や大学での校正講座を通して、多くの人に校正のこころと技を伝えている。1998年、校正と本づくりの個人出版事務所・ぼっと舎を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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ymkmg
2
知人(友人と呼んでもよいのかしらw)に勧められて。作中でも言及されているように、校正とは間違い探しが大半で、正しい日本語のスペシャリストだと思っていました。いやいや、お恥ずかしい。校正とは言葉そのものと真っ向から向き合い、(内容や作者の意図とは離れた)記号として羅列されたものが生を宿す過程に携わる、いわば言葉の助産師のような仕事である、という事に、何度も感嘆の息を漏らさずにはいられませんでした。読書好きであれば、読み物としても面白いので、機会があれば手にとって頂きたい1冊でした。作るって素晴らしい。2016/06/26
のほ
0
校正ってすごい!読み終わってからルビを意識して見るようになった。やっぱPC使えないとだめだ。2015/07/29
Танечка (たーにゃ)
0
今まで読んできた校正本は、重箱の隅をつつくようなレアケースまで取り上げる技術偏重な本が多かった。この本は校正者の心構えの面もしっかり取り上げていて、知りたかった回答が得られた感じ。2014/09/08
とくめー
0
漢字の管轄 常用漢字、文科省 人名用漢字、法務省 jis、経済産業省2022/07/03
きくち
0
もっとノウハウ寄りかと思っていたら、校正者として言葉とどう向き合うかという考え方の話も多く、バランスが取れている良書だった。校正者出なくても言葉と向き合う誰しもが関係あると思う。プロの校正者の姿勢を垣間見られて、言葉を信じ抜くその姿勢に心惹かれた。2021/08/28
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