• ポイントキャンペーン

私は私になっていく―痴呆とダンスを

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 295p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784902244274
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C0036

内容説明

『私は誰になっていくの?』を書いてから、クリスティーンは自分がなくなることへの恐怖と取り組み、自己を発見しようとする旅をしてきた。認知や感情がはがされていっても、彼女は本当の自分になっていく。痴呆症とともに生きる私の物語。

目次

1章 ジェットコースターの旅―出会いと挑戦が変化の波を起こした!(私、本当によくなっている!;ポールがダンスの輪の中に!出会い、そして結婚 ほか)
2章 痴呆症がある―それはどんなことなのか、話しましょう(医療の旅―アルツハイマー病の診断;毎日の生活は闘い!;ブラックホール―思い出せない人生)
3章 私たちがしてほしいこと―痴呆とのダンスを踊るパートナーへ(手をさしのべる方法はたくさんある;私たちを見つけて、ふれて、つながって!)
4章 自己発見の旅―私は私になっていく(私は死ぬ時に誰になっているのか;尊厳を持って痴呆を生き抜く)
付録(FAQ 痴呆についての『よくある質問』;奇跡を信じますか)

著者等紹介

ブライデン,クリスティーン[ブライデン,クリスティーン][Bryden,Christine]
1995年46歳でアルツハイマー病の診断を受ける。1996年オーストラリア政府の首相・内閣省、第一次官補を退職。1998年前頭側頭型痴呆症と再診断される。1999年ポール・ブライデン氏と再婚、クリスティーン・ボーデンからブライデンとなる。2003年『私は誰になっていくの?―アルツハイマー病者からみた世界』日本語訳出版。市民グループの招きで来日、岡山・松江で講演。その様子がNHKクローズアップ現代などで報道され大きな話題となる。痴呆症を持って生きる本人として初めて国際アルツハイマー病協会理事となる。2004年現在は、国際痴呆症啓発支援ネットワーク(DASNI)、オーストラリアアルツハイマー病国家プログラム運営委員会のメンバー。痴呆症を持つ人自身の視点・立場から、講演や執筆活動を通し、世界に広く「痴呆の人に対する理解を求め、痴呆の人の尊厳を訴える」活動を行っている。10月、京都での「国際アルツハイマー病協会国際会議」に出席のために再来日、神戸・広島・東京で講演

馬篭久美子[マゴメクミコ]
1986年、津田塾大学英文科卒業。米国マサチューセッツ州のスミス・カレッジを経て、マサチューセッツ州立大学アムハースト校教育大学院博士課程在籍

檜垣陽子[ヒガキヨウコ]
1975年、岡山大学哲学科心理学専攻卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

14
義父が認知症になってから色々な本を読んできたが、この著者の処女作ほどびっくりした本はなかった。アルツハイマーと診断された女性が描いた本だからである。そして、この本は2作目。なんと彼女、結婚したんです。ほほえましいエピソードがたくさん出てきますが、とにかく勉強になったことは彼女が社会との関係を決して断ち切っていないところです。とにかく、多くの人たちとかかわっている。これ、大切なことだとおもいます。お父さんは寡黙な人ですが、彼の声を読んでいるような気になりました。2015/12/16

みずいろ

0
多くの人の協力があったとはいえ、認知症と診断された人が、自己や同じ病の人々の心理をこれほど詳細に語れるとはすごい。医師や心理士などの専門家の文章より、当然でしょうが迫力があります。2014/06/25

そたまゆ

0
2012年10月28日改訂新版が発行されたため、この初版本はお倉入り。改訂新版は痴呆→認知症へ全面改訂と最新医療情報が含まれている。2012/11/06

白い雲。。

0
本人が何を望んでいるのかを考えてダンスのパートナーになりたいと、思わせてくれました。私にとってはとても良い本だった。人間の尊厳をあらためて思う。2011/03/28

amanon

0
老人介護に携わるなかで認知症を抱える老人と日常的に接する者として、著者のような実際に認知症を抱える人が客観的に自分の症状を綴ることができるということにまずは驚かされる。それはもともと非常に高い知的水準にあったということもさることながら、著者のキリスト教信仰にも深く根ざしているという事実は、同じくクリスチャンである者にとって大いに示唆的であった。2009/06/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/75850
  • ご注意事項