1日1組だけのイタリア料理店―フォリオリーナデッラポルタフォルトゥーナ

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784902089318
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0077

内容説明

わずか1年半の修業で、イタリア最高峰に賞される名店のシェフに就任した、鬼才の料理ができるまで。

目次

第1章 フォリオリーナデッラポルタフォルトゥーナ(日常から、一日一組の非日常へ;本当においしいものとは? ほか)
第2章 「フォリオリーナデッラポルタフォルトゥーナ」ができるまで(イタリア料理の修業;名古屋時代は変幻自在な料理 ほか)
第3章 僕のイタリア料理と日本のイタリア料理(イタリア料理の根本を知る;日本の「イタリア料理」について ほか)
第4章 小林幸司・イタリア料理の真髄(素材の切り方で味の出し方が変わる;野菜も肉も切れ目がある ほか)
第5章 料理人の本懐とは(僕が考えるプロの条件;料理は皿の上で完成されていく ほか)

著者等紹介

小林幸司[コバヤシコウジ]
1958年、愛知県生まれ。中部工業大学在学中、調理師免許修得。大学中退後、様々な飲食業務に従事し、84年26歳で独立。名古屋にてイタリア料理店「クッチーナ」をオープン。オーナーシェフとなるも、自分の供するイタリア料理に疑問を感じ、87年、繁盛していた店をクローズ。89年に渡伊し、イタリア最高峰の名店「リストランテヴィッサーニ」を知人から紹介され、入店。その「ヴィッサーニ」で、わずか1年半、31歳でシェフに抜擢される。91年帰国。1994年36歳、千葉・柏の中央卸売場から食材を運ぶ配送センター勤務時に、フジテレビ『料理の鉄人』に出演。中華の鉄人と料理対決して勝利をおさめ、トラックの運転手が鉄人に勝ったと、話題になる。2002年44歳、銀座シェフ時代の朋友でもある葉子氏とともに、「フォリオリーナデッラポルタフォルトゥーナ」をオープン。緻密な計算の上、幾何学的に構築されたその料理は再び全国の美食家を魅了し、予約のとれない人気店となるも、03年5月より現在の「1日1テーブル・完全予約制」とする。さらに予約が困難になったとファンを悩ます今日である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みのくま

5
小林幸司の動画を観て、まず驚くのが彼の厨房の綺麗さである。本書には「料理屋は皿を磨くことから始まり、厨房の側溝にデッキブラシをかけることで終わります。」と書いている。また床やトイレまでばっちり掃除するという。ここには「料理を楽しむ」とはがどんな事なのか、大きな示唆を含んでいるのだ。他方、料理に関しても非常に面白い観点が多く興味深い。切るにしても焼くにしても、すべて理由がある。勘や偶然で調理をしてはいけないという。これは料理だけでなく、多くの事に敷衍できるだろう。月並みだが、日々を精一杯生きる事が大事なのだ2021/11/18

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