出版社内容情報
日本中に「きみ読む」現象を起こした奇跡の愛の物語に待望の続編登場!
〈読者の熱い要望を受けて書かれた続編〉
本書は『きみに読む物語』の続編にあたる作品です。1996年に発表された『きみに読む物語』は全世界で450万部を越える大ベストセラーとなり、主人公ノアの「一人の女性に対する絶対的な愛」は世界中の読者の心をとらえました。『結婚式』は、ノアの再登場を熱望する読者の声を受けて2003年に発表されました。全米では200万部を突破し、アメリカの出版界でもっとも信頼性の高い〈パブリッシャーズ・ウィークリー〉と〈ニューヨーク・タイムズ〉の両方でベストセラー・リストの第1位(フィクション部門)を獲得しました。すでに映画化も決定しています
〈ストーリー〉
56歳のウィルソンは、29回目の結婚記念日を忘れてしまった。妻ジェーン(『きみに読む物語』の主人公ノアの娘)の心づくしのディナーと装いにも気づかなかった。深夜、ベッドで背をむけた妻が嗚咽をこらえているのに気づき、深く悔やむ。そして30年の結婚生活をふりかえり、自分を変えようと考える。
ウィルソンは、老人ホームで暮らす義理の父のノア(『きみに読む物語』の主人公)とちがい、実際的な現実主義者だった。結婚生活の大半を仕事人間として暮らし、家庭はあまりかえりみず、子育ても妻にまかせきりだった。しかし妻を愛していたし、新婚当時のようにふたたび愛されたいとも願った。彼は1年間ダイエットをし、妻とすごすようにし、日曜日に料理をつくった。しかし、ジェーンはよき妻としてふるまうものの、夫婦のあいだの壁はくずれなかった。
ウィルソンはときおり老人ホームにノアをたずねて助言を求めていた。ノアは近くの池にくる一羽の白鳥に毎日パンをやっており、それを亡くなった妻アリーの化身だと信じていた。医者はボケがきていると言うが、ウィルソンは笑わずに話を聞くので、ノアから信頼されていた。ノアは「きみなら、きっとジェーンの気持ちをとりもどせるよ」とはげます。
30回目の結婚記念日が来週にせまったある日、突然、長女のアンナが同棲相手と結婚式をあげたいと言いだした。祖父のノアを愛するアンナは、病気をかかえ、今年も心臓発作で八週間入院し、いつ死ぬかわからないノアに、ひと目花嫁姿を見せたいというのだが……。
<著者紹介>
ニコラス・スパークス Nicholas Sparks
1965年、ネブラスカ州生まれ。ノートルダム大学を卒業後、不動産仲介人、セールスマン、ウェイターなど様々な職業を経験した後、1996年に本書を発表、一躍人気作家の仲間入りを果たす。『きみに読む物語』は全米で累計450万部を越す超ベストセラーとなった。他にも『メッセイージ・イン・ア・ボトル』『奇跡を信じて』など発表する作品は常にベストセラー・リストをにぎわせている。
内容説明
家庭を顧みず、仕事一筋に生きてきたウィルソン、56歳。29回目の大切な結婚記念日を忘れ、妻との生活に危機が訪れる。困り果てた彼は、妻の父であるノアに相談を持ちかける。ノアはアリーとの愛にあふれた思い出をふりかえりながら、真の愛について静かに語りはじめる。ウィルソンは、ノアから大切なことをひとつひとつ学んでいく。そして、迎えた30回目の結婚記念。二人は、もう一度恋に落ちることになる―。ひとりの男が、妻の愛を取り戻すまでの奇跡を描いた、感動をよぶ愛の物語。
著者等紹介
スパークス,ニコラス[スパークス,ニコラス][Sparks,Nicholas]
1965年、ネブラスカ州生まれ。ノートルダム大学を卒業後、不動産仲介人、セールスマン、ウェイターなど様々な職業を経験した後、1996年に『きみに読む物語』を発表、一躍人気作家の仲間入りを果し、全米で累計600万部を越す超ベストセラーとなった
雨沢泰[アメザワヤスシ]
英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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