内容説明
立教大学での教授・宣教師としての働き、聖路加病院の拡充整備の支援、聖徒アンデレ同胞会(BSA)の設立と主導、日本聖公会の再建活動、キープ協会の創設と運営、大学生の英語力の育成、アメリカンフットボールの導入と普及など多岐にわたって活躍したポール・ラッシュ。関東大震災後の復興援助のために来日以来、その後の生涯の大半を日本で送り、そのエネルギーのすべてを日本のために注いだ。その活動の範囲は日本とアメリカ、カナダ、東アジア諸国など国際的な広がりを見せるものであった。本書では、ポールの歩みを様々なエピソードを交えながら多彩にまた多面にわたって描き出す。
目次
ヨナ以来の出来事
神と国とのために Pro Deo et Patria
頼るべきもの
殺傷しない刃
八紘一宇―一つ屋根の下の世界
スミレだより
言葉という賜物
APO(陸海軍軍事郵便局)500番局
ヒゼキヤ王の時代
フロントガラスを通して
秘められた変革
聖アンデレへの貢ぎもの
フェアに来たれ
丘を目指して
著者等紹介
ヘンフィル,エリザベス・アン[ヘンフィル,エリザベスアン] [Hemphill,Elizabeth Anne]
1920年、アメリカ合衆国コロラドの生れ。ネブラスカ大学およびジョージ・ワシントン大学を卒業。空軍大佐である夫とともに、アジア、ヨーロッパの数カ国で過ごしたが、その内日本での滞在が最長である
松平信久[マツダイラノブヒサ]
立教大学文学部心理教育学科卒業、同大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了。ロンドン大学教育研究所特別研究生。東京都八丈島八丈町立鳥打小学校教諭、立教女学院短期大学幼児教育科専任講師、立教大学文学部教育学科教授、立教高等学校校長、立教新座中学校・高等学校校長、学校法人立教学院院長(2003年5月~2010年7月)などを歴任。立教大学名誉教授
北條鎮雄[ホウジョウシズオ]
立教大学英米文学科卒業(1957年)、同大学大学院英米文学専攻修士課程修了(1959年)。文教大学付属中学校、駒場東邦中高校、立教高校教諭を歴任。1992年1月~7月、アメリカ、ヴァージニア州アレキサンドリアのEpiscopal High Schoolにて、visiting teacherとして、Japanese Historyを現地校教師とteam teachingで担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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