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文春文庫
経営者、15歳に仕事を教える

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  • サイズ 文庫判/ページ数 190p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167717902
  • NDC分類 366.29
  • Cコード C0195

内容説明

仕事をするとはどういうことか。最初からエリートコースを歩んできたわけではなかった著者が、日本アイ・ビー・エム社長、会長、経済同友会代表幹事になるまでの企業生活を振り返り、若い世代に仕事の楽しみを語りかける。困難なケースや辛い立場をどう乗り越えるかなど、現役ビジネスマンにとっても有益なアドバイスが満載。

目次

第1章 仕事とはどういうことなのか(自分のつくったものが役に立つ喜びを知る;社会人と学生はプロとアマチュア ほか)
第2章 経営とは何をすることなのか(会長補佐の仕事で経営者の視点を学ぶ;上に立つことはつねに下に気を配ること ほか)
第3章 これからの会社はどうあるべきか(グローバルな世界で日本企業が生き残るために;日本企業を強くしたのは移り気で厳しいお客様 ほか)
第4章 これからの教育はどうあるべきか(経済界の変化が教育に伝わらない;多くの企業の採用試験では学歴や成績は問われない ほか)
第5章 これからの君たちはどう生きるべきか(人との出会いで「きっかけ」を掴む;学ぶ「きっかけ」を掴んで手段はいろいろと試す ほか)

著者等紹介

北城恪太郎[キタシロカクタロウ]
昭和19(1944)年、東京出身。42年、慶應義塾大学工学部卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社入社。平成5(1993)年、同社代表取締役社長就任。11年、IBMアジア・パシフィックプレジデント兼日本アイ・ビー・エム株式会社代表取締役会長就任。現在、最高顧問。15~19年、経済同友会代表幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

31
「あ・た・ま」!実はこれ、私自身も大切にしている言葉。人生の山谷を楽しむ。”仕事”も同様。苦難も糧とし、機会と成す。軸を大切にし、Challenge精神。印象的なのが、日々の努力を見ている人(支援者)が必ずいる!という点。目先の出世に一喜一憂することなく、長いスパンで人生を愉しむ。だから「あ・た・ま」!(15歳に適切かどうかは別として)確かに、仕事の話は教育現場でも取り上げる欲しい。働く意義・意味を理解することが、職業はもちろんだが、働き方の”幅”を広げる気がする。2015/01/02

やす

23
10年位前、北城さんが出るパネルディスカッションを参観する機会があり、その前にその人となりを知ろうと思って読みました。北城さんが勤める日本IBMでは、自分で課題を見つけられる人、その課題に対する解決策を論理的に導き出せる人、それを人に説得できる人、そして組織を動かして解決策を実行できる人を求めているそうです。まさに「総合的な学習の時間」のねらいとピッタリなはずです。しかし、企業が求める人材と、学校で育てられた優等生には、ずれがありました。そこで北城さんは将来の人材育成のために、中学校で授業を始めました。 2016/11/23

Shigeru Aoshima

1
20代後半の若い友人と今後のキャリアパスについて話したのがきっかけで、手に取りました。 筆者と同じ IT 業界で長年仕事をしてきたので内容は良く理解できるのですが、相手が 15歳となるとどうなのだろう? 将来就くであろう仕事とはどういうものか、あまりピンとこないんじゃないかと思います。この本はむしろ、既に仕事に就いている人が自分の仕事の意味とか企業人としての指針とかを、あらためて考える良いヒントになるのではと思います。2014/08/29

アウトバック

1
筆者はIBM社が「ハードからサービス事業への構造改革」を進めた時に陣頭指揮をされ、日本IBM中興の祖として著名な方。以前に講演を聴いた時にとても話が面白く、分かり易かった印象があり、その講演同様まさに中学生に語りかけるような口調で書かれているビジネス書です。全編を通じて感じるのは、北城さんの仕事に対する並々ならぬ情熱とそれを伝えようとする慈愛の精神。『僕はエリートではないから...』というフレーズが心に響きました。もうすぐ15歳になる娘にプレゼントしたくなる、そんな素敵な本でした。2013/09/17

shigeki kishimura

0
視点は高く。俯瞰して。2015/04/15

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