人類を進化させていく社会共同による人間福祉の成立とその展開

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  • サイズ A5判/ページ数 193p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784901793742
  • NDC分類 369.02
  • Cコード C3036

目次

第1章 社会共同にもとづく福祉とその段階的成長(人間への進化による社会共同と原生社会形成における「共生」;階層社会への転回と差別福祉としての「救済」;自由社会の形成における自律的独立の社会的編成;自由社会の展開における自律的福祉の社会的編成)
第2章 宗教福祉としての“慈悲”と“カリタス”の形成(東洋の日本における仏教の「慈悲」;西洋でのキリスト教における「カリタス」)
第3章 日本における自由社会の成立と福祉の社会的編成(日本に自由社会を出発させる「維新」と天皇制の役割;天皇の「人間宣言」と半封建的な地主制の解体;日本における自由社会の形成にもとづく福祉の社会的編成)
解説 福祉学と福祉史研究のために―池田敬正氏の遺稿をめぐって

著者等紹介

池田敬正[イケダヨシマサ]
1930年1月1日生まれる。1953年3月京都大学文学部史学科卒業。1958年3月京都大学大学院博士課程修了。1962年6月京都大学大学院文学研究科国史学専攻「明治維新政治史序説」(博士論文)。1962年4月大阪府立社会事業短期大学(現大阪府立大学)教員。1977年4月京都府立大学文学部社会福祉学科教授。1992年3月同上定年退職(名誉教授)。1993年4月佛教大学社会学部社会福祉学科(現社会福祉学部社会福祉学科)教授。2001年同上定年退職。4月四天王寺国際仏教大学文学部社会福祉学科(現四天王寺大学)教授。2006年3月同上退職。2015年5月2日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

24
福祉史研究で大きな業績をのこされた池田敬正先生の遺稿にあたる本です。福祉学を社会科学として位置付けるために、歴史貫通的に一貫する理念とは何かを追求した内容となっています。そのために示されている概念が「福祉」であり、ただ冠に「社会」をつけることで社会福祉の研究であるとするものに対して厳しく批判されています。つまり学問としての福祉学を示され、人類史のなかに位置づけようとしたといえます。僕には難しい内容でした。真田是先生や一番ケ瀬康子先生、高島進先生の主張との違いなども深く学ばないといけないなと思いました。2017/07/28

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