目次
第１章 福祉国家と所得再分配―先進８カ国の比較から
第２章 スウェーデンの福祉国家財政と所得再分配―「大きな福祉国家」の所得再分配
第３章 ドイツの福祉国家財政と所得再分配―「社会保険中心福祉国家」の所得再分配
第４章 アメリカの福祉国家財政と所得再分配―「市場重視福祉国家」の所得再分配
第５章 オーストラリアの福祉国家財政と所得再分配―「ターゲット主義福祉国家」の所得再分配
第６章 日本の福祉国家財政と所得再分配
著者等紹介
関野満夫［セキノミツオ］
１９５４年東京都生まれ。１９７７年北海道大学農学部卒業。１９８７年京都大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。１９８７年中央大学経済学部助手。１９９０年中央大学経済学部助教授。１９９６年中央大学経済学部教授。２００９年～２０１３年中央大学経済学部長。専攻、財政学。京都大学博士（経済学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ゆう。
30
スウェーデン、ドイツ、アメリカ、オーストラリア、日本の各福祉国家の税と社会保障の仕組みを考察し、所得再分配機能がどのように発揮されているのかを考察した内容です。比較研究です。比較分析では、単純な数値だけを比較すると危険だと思います。社会福祉における比較研究では重要なのは、貧困がどれだけ改善し文化的生活をおくれているのかという視点です。数値では見えない暮らしの実情を見る必要があります。本著では単純に日本の国民負担が少なく、消費税などの増税を考える必要があると述べられていたところは納得できませんでした。2018/02/12
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