内容説明
現世のさまざまな夢や欲望、喜び、哀しみをのみこんで、今日も息衝く魔都・新宿。金と暴力、人情が交錯する混沌の街に生きる人々の、七色に紡がれる人生模様。気鋭のフォトジャーナリストが写しとった、渾身の人間ルポルタージュ。
目次
風俗というエアーポケット(舞―歌舞伎町『ピカソ』キャバクラ嬢;弥生―歌舞伎町『バスパブ・ニューヨーク』セクパブ嬢 ほか)
ニッポンに暮らすそれぞれの理由(金益根(日本名・平山幸永)―炭火焼き肉・ホルモン焼き『幸永』社長
袁崢―アジア料理『百人町屋台村』社長 ほか)
新宿を見つめる生き証人(林岱山―『名曲喫茶スカラ座』社長;まやま(本名・杉田光隆)―寄席『末広亭』専務 ほか)
稼業としてこの街を選んだ男たち(徐在明(日本名・内山三郎)―実業家
柏木崇―デジタルフォトスタジオ『Pix‐Do!』社長 ほか)
彷徨える人々の風景(石橋恵子―芸能プロダクション経営者;堀川健作―裏ビデオ店店員 ほか)
著者等紹介
須田慎太郎[スダシンタロウ]
日本大学芸術学部写真学科卒業後、81年『フォーカス』創刊時からスタッフカメラマンとして携わり、“ロス疑惑・一美さん意識不明の病床写真”など数々の衝撃的なスクープを放つ。その功績が認められ、86年、若干29歳にして「日本写真協会新人賞」を受賞。一貫して人間ドラマを追う。1957年、千葉県鴨川市生まれ
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