内容説明
ブザンソン国際指揮者コンクール優勝から26年。故郷名古屋のオーケストラを率いて数々の冒険を試み、女声合唱団やジュニア・オーケストラの育成にも情熱を注ぐヨーコさん。軽やかに走り続ける指揮者の色彩豊かな夢のパレット。
目次
第1章 セントラル愛知交響楽団(出会い;とにかく新しいことを ほか)
第2章 さまざまな演奏会(指揮者たちのピアノ発表会;『アイーダ』を振る ほか)
第3章 ふたたび、パリ留学
第4章 ジュニア・オーケストラ(まずはオーディション;子供たちの反応に感動する ほか)
第5章 アンコール(パウル・クレーの絵;グラナダ、そしてファリャ ほか)
著者等紹介
松尾葉子[マツオヨウコ]
セントラル愛知交響楽団の常任指揮者(1999~2004)を経て、現在、同楽団首席客演指揮者。東京藝術大学指揮科招聘教授。名古屋生まれ。お茶の水女子大学音楽教育学専攻および東京藝術大学指揮科ならびに大学院修了。パリに留学。エコール・ノルマル音楽院修了。1982年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。国内外のオーケストラ、オペラを指揮して高い評価を得る。92年より毎年大潮展に水彩画を出品。2005年すみだトリフォニーホール・ジュニア・オーケストラ音楽監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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手押し戦車
9
音楽の指揮者はまるで、人事マネジメントを熟知している。一人ひとりの個性、強みを見出し、適材適所の楽器を与えチームが一丸となって初めてオーケストラが出来る。one for all.all for one 一人のためにみんなが、みんなのために一人が、どれ一つ欠けてもチームが機能しない。一人のひとりの成果に向けての貢献が大事。企業のマネージャーの存在だ。一人のひとり強みを出し弱みを打ち消して成果に貢献出来る仕組み。オーケストラの指揮者は凄い。特に人の強みを見抜く眼力と最後は真摯さに尽きる。2014/04/10
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