出版社内容情報
スリランカ仏教界の長老と気鋭・俊英の芥川賞作家でもあり禅宗の僧侶の二人が、概念にとらわれすぎて不幸に陥っている現代人に、幸せになるこころのしくみを解く、待望の対談集。
【目次】
1.「概念」にしばられすぎている人間
2.植物の不思議
3.西洋医学と東洋医学について
4.仏教について
5.色即是空 空即是色
6.禅宗と瞑想と科学
7.真理の探究
8.日本と日本人について
9.適者生存の論理
10.「自由」と「規律」
11.「正義」とは「悪」とは何か
12.親は子に何を伝えるべきか
13.量的思考と質的思考
14.なぜ不安なのか、なぜ孤独になるのか
15.死に臨む人に宗教は何が出来るか
【推薦文】
解剖学者 養老孟司
玄侑師にしてもスマナサーラ師にしても、いうまでもない、立派なお坊さんである。
私はお二人を佛教の師と仰いでいる。私が佛教に魅かれるのは、じつは佛教は脳科学のはじまりだからである。お経はほとんど脳科学を説いていて、ただ実験なんて、ヤボなことをしないだけである。佛教という脳科学は、なかなかに深い。学ぶことが多くて、それがじつに楽しい。これからも、お二人に大いに学ばせていただきたいと思っている。
【玄侑宗久・はじめにより】
日本の仏教がいかに方便に満ちているかが実感できた。長老の語ることはじつにシンプルだ。方便は大切だが、方便の海に溺れている我々の現実に、長老の言葉はじつにさわやかに響く。長老は大胆かつさわやかな、はだしの聖者なのである。
【A・スマナサーラ・おわりにより】
これは二人の僧侶が世間ってどういうものかと、世間について仏教の立場から話しあったものです。仏弟子の世間話から、人生の役に立つ見方や、生き方に関するヒントがいろいろと見つかると思います。
目次
「概念」にしばられすぎている人間
植物の不思議
西洋医学と東洋医学について
仏教について
色即是空 空即是色
禅宗と瞑想と科学
真理の探究
日本と日本人について
適者生存の論理
「自由」と「規律」
「正義」とは「悪」とは何か
親は子に何を伝えるべきか
量的思考と質的思考
なぜ不安なのか、なぜ孤独になるのか
死に臨む人に宗教は何が出来るか
著者等紹介
玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年福島県三春町生まれ。慶応義塾大学文学部卒。天龍寺専門道場で修行。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺副住職。また、01年『中陰の花』で第125回芥川賞受賞
スマナサーラ,アルボムッレ[スマナサーラ,アルボムッレ]
1945年4月、スリランカ生まれ。初期仏教(上座仏教)の長老。13歳で出家得度。国立ケラニア大学などで教鞭をとる。80年に来日。駒沢大学大学院博士課程を経て、現在は日本テーラワーダ仏教協会を通じて、瞑想指導や講演、執筆、後進の育成などに従事
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感想・レビュー
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0422