内容説明
俳句を愛し俳句に癒された文豪・夏目漱石。親友・正岡子規との笑いと慟哭の日々、句に秘匿した美しい女性への思慕など、さまざまの友情と愛情がこの一冊に交錯する。
目次
第1章 「筒袖や秋の柩にしたがはず」
第2章 「梅の花不肖なれども梅の花」
第3章 「空に消ゆる鐸のひゞきや春の塔」
第4章 「夜三更僧去て梅の月夜かな」
第5章 「生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉」
第6章 「鴬は隣へ逃げて薮つゞき」
第7章 「秋風の聞えぬ土に埋めてやりぬ」
第8章 「瓢箪は鳴るか鳴らぬか秋の風」
著者等紹介
東出甫国[ヒガシデホコク]
昭和23年金沢市生まれ。慶大卒。日本たばこ産業株式会社(JT)で広告宣伝を担当。平成19年より執筆活動に入る。甫国は俳号(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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