神秘の夜の旅

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901510998
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1095

出版社内容情報

越知保夫は1961年、49歳で逝った。死後に編まれた遺稿集を遠藤周作、島尾敏雄、平野謙らは驚きをもって賞賛する。それから半世紀、小林秀雄、井筒俊彦、チェーホフとマルセル、須賀敦子らの気圏の中、稀有な文学者の魂が甦る。

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      霊性を探究する気鋭の批評家 若松英輔
『神秘の夜の旅』(トランスビュー)刊行記念連続講演 2011年9月
―――――――――――――――――――――――――――――――――
<第3講 須賀敦子と私> 9月23日(金・祝)紀伊國屋書店新宿本店にて
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須賀敦子が亡くなったとき、周囲にいた文学者たちは、こぞって哀悼の意を表
したが、当時、彼女の信仰と文学の密接な関わりに言及した人は、二、三の例
外を除けば、ほとんどいなかった― (若松英輔『神秘の夜の旅』より)

現代キリスト教の思想家の翻訳者として物を書き始め、日本文学の伊訳、日本
でのイタリア文学の研究を経て、小説家となった須賀敦子の魂に気鋭の批評家
が誘う。

若松英輔『神秘の夜の旅』刊行記念連続講演<第3講 須賀敦子と私>
主催/会場 紀伊國屋書店新宿本店 9階特設会場
9月23日[金・祝日]14:00~ 定員30名(先着順受付)・500円当日支払
ご予約・お問合せ tel 03-3354-5700 ◆詳細は、 http://bit.ly/pJmLha

1

越知保夫とその時代
  献身と離反
  詩とエロス
  批評家誕生

2

聖者論―越知保夫と小林秀雄―

実在論―越知保夫と井筒俊彦―

死者論―越知保夫と二人の劇作家/チェーホフとマルセル

異端論―越知保夫と須賀敦子―

【著者紹介】
[著者]若松 英輔(ワカマツ エイスケ)
1968年生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。批評家。現在、(株)シナジーカンパニージャパン代表取締役。「越知保夫とその時代」で第14回三田文学新人賞受賞。その後『三田文学』に「小林秀雄と井筒俊彦」、「須賀敦子の足跡」などを発表し、2010年より「吉満義彦」を連載。また『小林秀雄――越知保夫全作品』(慶應義塾大学出版会、2010)を編集。初めての著書『井筒俊彦 叡知の哲学』(慶應義塾大学出版会、2011)が大きな話題を呼ぶ。

内容説明

越知保夫は1961年、49歳で逝った。死後に遺稿集『好色と花』が編まれると、遠藤周作、島尾敏雄、平野謙らが驚きをもって賞賛する。それから半世紀、小林秀雄、井筒俊彦、チェーホフとマルセル、須賀敦子らの気圏の中に、稀有な文学者の魂が鮮やかに甦る。

目次

越知保夫とその時代(信仰の実践と逮捕まで;詩と愛;批評家の誕生)
聖者論―越知保夫と小林秀雄
実在論―越知保夫と井筒俊彦
死者論―越知保夫と二人の劇作家/チェーホフとマルセル
異端論―越知保夫と須賀敦子

著者等紹介

若松英輔[ワカマツエイスケ]
1968年生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。批評家。現在、(株)シナジーカンパニージャパン代表取締役。「越知保夫とその時代」で第14回三田文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Gotoran

51
本書は、文学者越知保夫論であり、評伝的要素と哲学的要素を絡み合わせながら論評が展開されていく。越知保夫を追っていく道筋は、井筒俊彦、中村光夫、小林秀雄、須賀敦子等、日本の文学者のみならず古今集にも遡り、ガブリエル・マルセル、チェーホフ、ダンテ…はたまたルオー、ゴッホなど、画家にも及び、読み手を『神秘の夜の旅』に誘ってくれる。文化や時代を超えた網の目のような繋がりの中で文学は過行く時も全てを共時的に交錯させることができると云う著者の思索の世界を垣間見ることができた。やっぱり若松は好みだ。2021/03/20

shouyi.

4
「心は知る、魂は信じる。」「語るものは自然であり、聞く者は人間である。」魂とか、目に見えないものの存在を私は強く信じる。2022/08/03

黒頭巾ちゃん

4
 ちょっと、何を書いているのか理解できなかった。読み手である私の問題かもしれないが、主に「人物名が多い」「言葉の定義が分かりづらい」などからきている。再読はしない。ただ、ひとつ気づいたのは解説にあた、「人間は完全な人間になるように努めなければならない。十二分な人間に。その二分は、いんげんを超えた何かの力を介さなければならない」。これはきっと、“別次元の魂”や“霊”であると思う。それに導かれることにより、完全な人間へ近づくのではないかと思う。2012/10/22

solaris

1
聖者論、死者論のくくりは興味があって読み進めたが、いまの自分には、読めないとわかった。保留。2014/02/02

Setsutaka Imoto

1
読み終えて充実。私はキリスト教徒ではないが、キリスト者たちが行う、こうした探求には大変に興味がある。「存在」についての論考には感銘を受けた。須賀敦子についての論も私には新鮮。『コルシア書店』でぼうっと読み飛ばしていた「カトリック左派」という言葉が、この本で生き生きご立ち上がってきた。2011/09/24

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