出版社内容情報
内容紹介:
斬新なシリーズや、数々の大型企画、雑誌『へるめす』の創刊など、アカデミズムの枠を超え、学問・芸術・社会の知を編集し新たな文化シーンをパノラマのごとくくり広げた40年間にわたる、一編集者の躍動感溢れるドキュメント。著者は岩波書店前社長。
(目次より)
第一章 小僧の修業
岩波書店の"新人教育"/特集企画を立てる
第二章 哲学者たち
講座「哲学」の編集/編集の師との出会い/個性きわだつ人々
第三章 新書編集とフランクフルト国際書籍市
青版の時代/黄版の出発/フランクフルトコネクション
第四章 知的冒険の海へ
「現代選書」と「叢書・文化の現在」/「20世紀思想家文庫」と「講座・精神の科学」/『魔女ランダ考』『世紀末ウィーン』『文化の詩学』など
第五章 不可能への挑戦『へるめす』の輪Ⅰ
文化創造のための季刊誌/支柱としての林達夫
第六章 知的冒険を楽しむ
単行本とあたらしいシリーズ/「新講座・哲学」と単行本
第七章 編集長としての後半戦『へるめす』の輪Ⅱ
同人たちのがんばり/ベストセラー作家から科学者まで
第八章 転換期の企画
ジャンルを超えた講座/「中村雄二郎著作集」から『安楽に死にたい』まで/二十一世紀のためのいくつかの試み
おわりに 垣間見たユートピア
著者紹介:
1939年、東京に生まれる。63年、国際基督教大学卒業。同年、株式会社岩波書店入社。雑誌『思想』編集部をスタートに、岩波新書(青版・黄版)、「岩波現代選書」「叢書・文化の現在」「新講座・哲学」「河合隼雄著作集」など数々のシリーズ・講座・著作集を世に送る。また84年、編集長として季刊誌『へるめす』(編集同人:磯崎新、大江健三郎、大岡信、武満徹、中村雄二郎、山口昌男)を創刊、海外の著者・出版人にも幅広いネットワークをもち、20世紀後半の人文書繚乱の時代を創出する。90年、編集担当取締役、96年、代表取締役専務(社長代行)、97年~2003年、代表取締役社長。現在、つくば伝統民家研究会(古民家再生コンサルティング、古材等販売)代表、社会福祉法人日本点字図書館理事、東アジア出版人会議理事。
内容説明
理想なき出版の時代に未来への指針を示す。硬直したアカデミズムの枠を超え、学問・芸術・社会を縦横に帆走し、新たな文化シーンをパノラマのごとく創出、20世紀後半の人文知の形成に大きな役割を果たした一編集者の躍動感溢れるドキュメント。
目次
第一章 小僧の修業(岩波書店の“新人教育”;特集企画を立てる)
第二章 哲学者たち(講座「哲学」の編集;編集の師との出会い;個性きわだつ人々)
第三章 新書編集とフランクフルト国際書籍市(青版の時代;黄版の出発;フランクフルト・コネクション)
第四章 知的冒険の海へ(「現代選書」と「叢書・文化の現在」;「20世紀思想家文庫」と「講座・精神の科学」;『魔女ランダ考』『世紀末ウィーン』など)
第五章 不可能への挑戦―『へるめす』の輪(1)(文化創造のための季刊誌;支柱としての林達夫)
第六章 知的冒険の旅を楽しむ(単行本と新しいシリーズ;「新講座・哲学」と単行本)
第七章 編集長としての後半戦―『へるめす』の輪(2)(同人たちのがんばり;ベストセラー作家から科学者まで)
第八章 転換期の企画―終盤の仕事(ジャンルを超えた講座;「中村雄二郎著作集」から『安楽に死にたい』まで;二十一世紀のためのいくつかの試み)
おわりに―垣間見た“ユートピア”
著者等紹介
大塚信一[オオツカノブカズ]
1939年、東京に生まれる。63年、国際基督教大学卒業。同年、(株)岩波書店入社。雑誌『思想』編集部をスタートに、岩波新書(青版・黄版)、「岩波現代選書」「叢書・文化の現在」「新講座・哲学」「河合隼雄著作集」など数々のシリーズ・講座・著作集を世に送る。また84年、編集長として学問・芸術・社会に架橋する季刊誌『へるめす』を創刊。海外の著者・出版人にも幅広いネットワークをもち、20世紀後半の人文知の形成に大きな役割を果たす。96年、代表取締役専務(社長代行)、97年~2003年、代表取締役社長。現在、つくば伝統民家研究会(古民家再生コンサルティング等)代表、社会福祉法人日本点字図書館理事、東アジア出版人会議理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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