内容説明
雨森芳洲(1668~1755)儒者。江戸で木下順庵に学び、対馬藩藩儒として、また朝鮮方佐役・御用人としても活躍した芳洲が生涯説きつづけた「誠信の外交」、「善隣友好」の精神とはいかなるものか。足跡を辿りながらその思想の普遍性と先見性を解き明かす。
目次
序章 芳洲と朝鮮通信使
第1章 対馬藩出仕
第2章 朝鮮とのまじわり
第3章 藩儒のつとめ
第4章 誠信のまじわり
第5章 藩儒の道
著者等紹介
上田正昭[ウエダマサアキ]
1927年兵庫県生まれ。1950年京都大学文学部史学科卒業。京都大学教授、大阪女子大学学長を経て、京都大学名誉教授、大阪女子大学名誉教授、西北大学名誉教授、世界人権問題研究センター理事長、アジア史学会会長、社叢学会理事長、京都府埋蔵文化財調査研究センター理事長、京都市生涯学習振興財団理事長、高麗美術館館長、姫路文学館館長、大阪府立中央図書館名誉館長、島根県立古代出雲歴史博物館名誉館長。著書に『日本神話』(岩波新書、1970年、毎日出版文化賞受賞)、『古代伝承史の研究』(塙書房、1991年、江馬賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。