内容説明
本書は科学的計測や化学分析における(1)測定値の取り扱い方、(2)スペクトル(時系列データ)のスムージング、ピーク分離、フーリエ変換などのデータ処理、(3)測定に際しての計測パラメータの決め方や装置設計指針の決めかた、(4)ラプラス変換やグリーン関数の計測における意味、(5)情報エントロピー(情報量)のデータ解析への応用についてやさしく解説した教科書である。(6)乱数を用いた模擬実験についても詳しく解説した。
目次
中心極限定理
一様乱数
母関数
モーメント
モンテカルロ法
サンプル
分解能
モンテカルロ積分
サンプリング数と測定精度
分母がn‐1になる理由〔ほか〕
著者等紹介
河合潤[カワイジュン]
1982年東京大学工学部工業化学科卒。1986年東大博士課程中退、東大生産技術研究所技官。1989年東大工博、東大助手、理化学研究所基礎科学特別研究員。1993年京都大学工学部助手。1994年京大工学部助教授、2001年同工学研究科材料工学専攻教授
田中亮平[タナカリョウヘイ]
2013年京都大学工学部物理工学科卒。2017年京大工学研究科博士後期課程修了(博士(工学))。2017年京大工学研究科材料工学専攻助教
今宿晋[イマシュクススム]
2004年京都大学工学部物理工学科卒。2009年京大工学研究科博士後期課程修了(博士(工学))。2010年マサチューセッツ工科大学博士研究員。2011年京大工学研究科助教。2015年東北大学金属材料研究所准教授
国村伸祐[クニムラシンスケ]
2004年京都大学工学部工業化学科卒。2009年京大工学研究科材料工学専攻博士後期課程修了(博士(工学))。2010年理化学研究所基礎科学特別研究員。2012年東京理科大学工学部工業化学科講師、2018年同准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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