思考の潜勢力―論文と講演

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  • サイズ A5判/ページ数 517p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784901477710
  • NDC分類 137
  • Cコード C0010

内容説明

存在しないことができるという潜勢力があらゆる潜勢力に本源的に属しているのであれば、次のようになるだろう。すなわち、現勢力へと移行するときに、自体的な非の潜勢力を単に取り消すのでも、それを現勢力の背後に放置するのでもなく、自体的な非の潜勢力を現勢力へとそのまま全面的に移行させ、つまりは現勢力へと移行しないのではないことができるもの、これこそが真に潜勢力をもっているものである。イタリア現代思想の旗手アガンベンによる、比類なき思考の全幅を収めた初の論文・講演集。未踏の知へと向かう大いなる一歩が開示される。

目次

1 言語活動(もの自体;言語活動のイデア;言語と歴史―ベンヤミンの思考における言語的カテゴリーと歴史的カテゴリー ほか)
2 歴史(アビ・ヴァールブルクと名のない学;記憶の及ばないものの伝承;*se絶対者と生起 ほか)
3 潜勢力(思考の潜勢力;現事実性の情念―ハイデガーと愛;ハイデガーとナチズム ほか)

著者等紹介

アガンベン,ジョルジョ[アガンベン,ジョルジョ][Agamben,Giorgio]
1942年ローマ生まれ。ヴェネツィア建築大学(IUAV)美学教授

高桑和巳[タカクワカズミ]
1972年生まれ。現在、慶應義塾大学理工学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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34

23
アガンベンの著作をどれか一冊「だけ」というのなら本書がおすすめ。アガンベンの「直観」はおおむね『幼年期と歴史』のころから一貫しているが、その著作群のなかでも主要な論点がもっとも網羅されているのがこの論文集。それに、《ホモ・サケル》シリーズや他のエセー的著作のなかで展開される思考の足場となるものが、どんな「対決」を通して築かれたのかということも、本書をもってして窺うことができる。(ちなみに「最初の一冊」としては『言葉と死』がおすすめ。)個人的には、「ヴァルター・ベンヤミンと魔的なもの」が本書の白眉であった。2017/02/02

koukikong

0
最初に入っている言語論はなにやら怪しげだったアガンベンの思想自体へとてもきれいな補助線を引いてくれます。2010/04/10

7ember

0
最初の方は哲学的な議論があって、プラトンやヘーゲルなどをきちんと押さえられていない自分にはちょっとしんどかった。最後の第3部になるとアガンベン入門書でお馴染みの例外状態とか、潜勢力とかいったテーマが出てきて、多少は読みやすくなった。到来する共同体との関連で読むなら、「言語活動のイデア」「ハイデガーとナチズム」「人間の働き」あたりの章から入るとよいかも。2019/01/20

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