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内容説明
2002年1月1日、ヨーロッパ12カ国にユーロ貨幣が導入された。アメリカのドルに対する最大の脅威が施行されたのだ。2001年の大晦日、まだ流通していないユーロ貨幣にいきなり贋札があらわれた。ロシアの陰謀なのか、アメリカの陰謀なのか、または、ユーロ導入にあたって主導権を握れなかったヨーロッパの大手銀行等なのか。調査が進めば進むほど謎は深まりすべてが疑わしくなってくる。金融ミステリの大傑作といわれ、金融のことをまったく知らない読者をも魅了し、金融のことが詳しくわかると大好評。ヨーロッパをはじめアメリカ、日本などのお金の流れが詳しくわかる。主人公は初めて金融界に勤めた、銀行の広報マン。金融のことに素人の主人公が悪戦苦闘しながら金融の知識を身に付けていくのと一緒に読者も金融の理解が深まる。
著者等紹介
ヤンセン,ロエル[ヤンセン,ロエル][Janssen,Roel]
作家であり、オランダの代表的な新聞社、NRC経済新聞の経済ジャーナリスト。1997年に発表した、金融をテーマにしたミステリ小説、「オストリッヒ・コード(Ostrich Code)」もベストセラーになった
小岡礼子[コオカレイコ]
仙台市生まれ。学習院大学大学院独文修士課程修了。ドイツ民主共和国(旧東独)大使館勤務を経て、現在フリーの翻訳家。得意分野はオーストリア世紀末
大塚仁子[オオツカヒロコ]
東京生まれ。独協大学外国語学部ドイツ語学科卒業。ドイツ・ヴュルツブルク大学留学(音楽学専攻)、帰国後フリーの通訳・翻訳家に。得意分野はドイツ、スイスのサーカス
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