内容説明
本書は、これまでのインターネットの発展と普及を支えたアーキテクチャ・モデルと基盤技術、および要素技術を集大成して解説しています。技術解説にとどまらず、インターネットにおけるビジネス・モデルとインターネット型企業運営についても解説しました。
目次
インターネット・アーキテクチャ
インターネットの発展史と次世代プロジェクト
インターネット・ガバナンスとIETF
IPレイヤの関連プロトコル
インタフェース・レイヤ
相互接続とリンク・レイヤ技術
TCPとセッション層
モバイル・インターネット
インターネットとディレクトリ・サービス
インターネットにおけるセキュリティ技術
新しい世界を開くIP VPN
文字コード/マルチメディア/Webコンテンツ
WWW、XMLとJava
OSの基礎とWindows、UNIX、Mac OS
ホーム・ネットワークとインターネット
e-ビジネスとビジネス・インテグレーション
インターネットの運用とネットワーク管理
スタートアップとベンチャー・ビジネス
著者等紹介
江崎浩[エサキヒロシ]
東京大学情報基盤センター助教授。次世代インターネット技術の研究開発と普及に向けて、日本を代表する国際的な若手リーダーとして、またWIDEプロジェクトのボード・メンバーとして活躍。1987年、九州大学工学部電子工学科修士課程修了、同年4月(株)東芝入社。1989年より2年間、米国ニュージャージー州ベルコア社、および1994年より2年間、米国ニューヨーク市コロンビア大学にて客員研究員。1994年、次世代インターネットのコア技術の1つであるラベル・スイッチのもととなるセル・スイッチ・ルータを開発し、IETFに提案。2件のRFC(RFC 2098、RFC 2129)として承認される。さらに次世代インターネット・プロトコルIPv6の研究開発プロジェクトを推進するなど、世界に通用する数少ない日本の研究者である。1998年2月、東京大学から工学博士号を授与。IETFのMPLS分科会では、積極的に標準化活動に貢献している。1998年10月より現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。