感想・レビュー
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韓信
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南北朝〜戦国時代にかけての河野氏と伊予をテーマにしたシンポジウムの講演録。伊予の海民たちの海を通した朝鮮との繋がりを示唆する網野善彦、伊予に特化せず顕密体制など宗教を中心に中世社会を解説する黒田俊雄、室町幕府との関係性を重視しすぎたため大名領国形成が遅れ水軍も掌握しきれなかったと脆弱性を指摘する永原慶二、南朝方として活躍した忽那水軍の盛衰を語る松岡久人、中世伊予における河野氏の沿革を概観する影浦勉と、地方史のシンポとしては豪華なメンツ。昭和61年開催なので内容は古いだろうが、河野氏について気軽に勉強できる2018/01/15
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