内容説明
米国の、そして世界中のあらゆる分野で、多くのキーパーソンを輩出してきたハーバード大学。そのなかで、特に政治・行政などの公共分野、さらには近年、ビジネス界にも多くのリーダーを輩出してきたケネディスクールとは、どんなところなのか。また、何をどう教えているのか。本書では、ケネディスクールの注目すべきユニークな授業の内容を、日本人留学生の臨場感あふれるレポートで紹介する。
目次
GUIDANCE(今なぜMPAか;リーダーシップ養成カリキュラム)
OUTLINE of COURSES(交渉力を育てる;リーダーシップ力を育てる;マネジメント力を育てる;分析力を育てる;政策企画力を育てる)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
2
ふと本棚を漁ると積ん読してあったので、思い立ってすぐ読んでみました。超著名な教授陣達が名を連ねるこの大学院…ハーバードクオリティ凄すぎると思いました。2014/08/20
あゆさわ
1
借りて読みました。最初は、なんだよ著者のハーバード苦労話かよ……紹介だろ?この本読んで得られるものなんてあんの?みたいな気持ちで読みはじめましたが、読み終えてケネディスクールのレベルの高さに驚き、憧れを抱くと共に、この本を読むだけでも学びはあるなぁと思いました。この本にはどの教授がどのようにどの科目を教えているのか記載されてるのですが、その多角的視点を提供してくれるディスカッションや知的刺激を与えてくれる教授へのインタビュー。あー勉強したいー留学したいーってなります。MPAってなんぞやというところから読み2015/07/14
すっち
1
大学には「研究」と「教育」という二つの側面があると思うが、ハーバードに限らず欧米の大学はこのバランスが非常に良いのが特徴だと思う。一方日本の教育では教授が学生に対する「教育」的観点を忘れているのではないだろうか。ハーバードの教授陣たちの学生にかける教育的情熱は凄まじいものがあると本書を読んで感じる。2014/04/05
まゆ
0
約10年前の本なので情報が古い部分もあるもののとても参考になった。いざ授業に挑む前に日本語でさらっと概要が掴めると今後の2年間をイメージしやすい。2016/08/28
Bon Voyage
0
これまた読み応えのある一冊でした。 アメリカの大学、とりわけハーバードケネディスクールは教育の仕方、考え方などが日本とはやはり違う。 ある種まだまだ鎖国的な日本では限界があるのかもしれないが、ものの見方、考え方を学ぶ上で、考えさせる授業を行うアメリカの大学には学ぶものがたくさんあると思う。 公共政策学系大学院の本を何冊か読んできて、経済学、経営学、政治学、哲学などに興味を持ち始めている。 どなたかオススメできる入門書的な教科書や参考書を知っている方いませんか?2015/09/20