内容説明
軍縮条約の期限後、帝国海軍の軍備拡張計画の目玉は新型戦艦であった。そして新型戦艦の建造と同時に、水中を２０ノットで潜航する新型高速潜水艦と潜水母艦の建造も決定された。連合艦隊は真珠湾攻撃に成功。昭和１７年１月、新型潜水艦・伊２０１型と共にボルネオ島沖で初陣を迎えた戦艦大和は英戦艦を沈める。米豪を遮断するため、ポートモレスビー封鎖を目論む連合艦隊は伊号第２０１潜水艦の活躍もあり、米空母ヨークタウンを撃沈した。反撃を期す米軍は、フレッチャー艦隊に日本軍の一大拠点ラバウルへの奇襲攻撃を命じる…。
著者等紹介
林譲治［ハヤシジョウジ］
１９６２年、北海道生まれ。幼い頃より軍事や防衛問題に関心を抱く。戦略シミュレーションの原案などで活躍後、作家デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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zaku0087
2
この巻で終わりなのという終わり方。最近の作者の芸風とで、もう少し先の話まで書いて欲しいというところで放り出すように終わる。 新型潜水艦は大和よりも戦略的な兵器だろうし、運用も決戦兵器というより兵站妨害的に使われているし、アイオワ一撃の大和よりも使い勝手が良さそうだが。 後進の育成に努力する潜水艦長というのも、あまり登場したことがないキャラ・役だ。 ３巻通しては、高張力鋼の導入と工程管理を図る技術者の話から、船体共有化・ブロック化による建造効率の改善。勝てる大日本帝国を作ったのに、その先の話が読めず残念。2020/03/24
ひろぺん
2
終わりはやけにあっさりした感じ。大和よりも伊201や空母の活躍が目立った。それはそれで面白いのだが。2020/03/04
