日本競馬7つのバカ―競馬界さま、おクスリ出てます!

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901226639
  • NDC分類 788.5
  • Cコード C0076

出版社内容情報

大人気の競馬エッセイストと新進気鋭の獣医師が綴る激辛エッセイ! 調教師、騎手、馬主、牧場、そしてJRAなど、日本競馬をダメにする7つの「バカ者」を徹底考察。さらには、競馬ファンが泣いて喜ぶ、起死回生の「劇的“競馬”改造プロジェクト」を大発表。

"プロローグ

第1部 日本競馬の惨状
●第1章 バカは「ファン」である
「沈黙は金」か? 手拍子と歓声は自粛すべきか?
●第2章 バカは「主催者」である
「競馬」という名のリスク 「リスク承知」という甘え 魅力ある番組とは? 罰則規定の考察 シンコウシングラー事件に見る主催者の体質 「ファンを救済する」という発想がないJRA 「裁定委員会」という名の最低委員会  窓口のおばさんに見る主催者の認識
●第3章 バカは「騎手」である
ヤジの考察 リーディング上位騎手=巧い騎手なのか? 曲がった""動物愛護"" 「全力で走らせる」ことの意味
●第4章 バカは「調教師」である
調教師の甘えと勘違い 調教師の職務とは? 矯正馬具による一変は讃えられるべきか? 「心」の調教はどこまでなされているか?「馬を調教する」ということ 「個々の馬」を知ること、「観点」の意識 パドックでわかる厩務員教育の実態 「ヘルメット」が意味すること ファン100人に聞きました。「名伯楽の定義とは?」 ファン100人に聞きました。「調教師の何が問題か?」 調教師は何をするかわからない…らしい
●第5章 バカは「生産・育成牧場」である。
牧場スタッフの動きですべてがわかる  「社会化期」とは何か? 犬の躾、馬の調教 馬にもそれぞれの立場がある 馬と触れ合っているか?
 白旗を挙げている小規模牧場に告ぐ
●第6章 バカは「馬主」である。
馬主はどこへ口を出すべきか? 馬主協会は素人と呑気者の集合体か? 無能な調教師を見極める義務がある 自らの首を絞める身勝手な馬主たち
●第7章 バカは「マスコミ」である。
「馴れ合い」のメカニズム 競馬の勉強をしているか? 「売り上げ低迷記事」に何の意味を見出すのか?
●特別章 これが複合汚染の現場だ!"

 調教師や調教助手等、ホースマンの多くは、大いなる勘違いをなさっている。「勘違いとは何事か!」と反論された場合は、「ならば甘えですね」と言い換えてさらに反撃に転じよう。そう言い切れる材料がゴロゴロ転がっているのだから、仕方のないことである。
「調教に携わったことがないウマ素人のお前に何がわかるのだ!」という攻撃にも備え、「ファンの立場に立ったことがない馬券素人の皆さんに何がわかるのだ!」という弾も準備しておこう。
 態勢万全。ガンガン書く。


強烈な書名に違わず、とにかく競馬ファンには、御一読いただきたい一冊です。独特の考察と毒舌で、北野さんは決して皆さんを退屈させません。そして、獣医師・鈴木さんの「最新・競走馬の生態学」はまさしく「目から鱗」の内容です。競馬ファンはもちろん、日本競馬へ一石を投じる大作だと、みなさんに感じていただければ幸いです。

内容説明

世界初!劇的「競馬」改造プロジェクト。放送界の毒舌マシンガンと、獣医師界のブラックジャックが綴った愛と勇気の激辛エッセイ。

目次

第1部 複合汚染・これが病巣だ!(バカは「ファン」である;バカは「主催者」である;バカは「騎手」である;バカは「調教師」である ほか)
第2部 日本競馬改造論(日本生産馬、全馬セリ売買システムの確立;罰則の大強化;全馬セリ売買システム&罰則大強化によるメリット・デメリット)
第3部 競馬大国への道

著者等紹介

北野義則[キタノヨシノリ]
放送作家、エッセイスト。1961年大阪生まれ。関西大学・社会学部卒業。専攻はマスコミュニケーション学。関西を拠点に、数多くのテレビ、ラジオの企画、構成、脚本を手がける。漫才、創作落語、CM、イベント、演劇脚本なども多数執筆。企画・構成に携わったレギュラー番組本数は通算52本。スペシャル番組は多数。台本制作は3000本以上。趣味の競馬が高じ、夕刊フジ「ボクら芸能界の馬券交遊録」の連載を皮切りに、競馬メディアに幅広く携わる。企画、構成した競馬関連番組は、「G1前夜祭」(KTV)、「嵐のダービー生予想」(YTV)、「スポーツドーム」(MBS)ほか多数。ビデオ「サイレンススズカ~スピードの向こう側へ」「河内洋~風と駆けた名手」ほか多くのシナリオを執筆。著書『馬券練習帳』が“本の雑誌競馬本大賞”を、エッセイ連載の『週刊100名馬』が“馬事文化賞”を受賞。現在、「サンケイスポーツ関西版」「週刊Gallop」にエッセイを連載中。日本脚本家連盟員、日本放送作家協会員、ターフメディアカレッジ主任講師。放送作家事務所「(有)北野偉人館」代表

鈴木勝[スズキマサル]
獣医師。1972年東京都生まれ。日本獣医畜産大学・獣医畜産学部卒業。在学中は獣医内科学教室所属。1998年獣医師国家試験合格、獣医師免許取得。現在は主に講師として獣医内科学、動物学、および動物看護学などを教える。犬・猫はもちろん馬学を得意とし、『馬の緊急治療ハンドブック』『ホース・ケア・マニュアル』(以上インターズー)、『馬の内科学Q&A』(メディカルサイエンス社)の翻訳に携わる。地元の東京を中心にボランティア活動も広く行い、子供たちに馬とのふれあいの場を提供している。障害児乗馬のボランティア団体「とっぽの会足立ポニークラブ」副会長。ヒトと動物の関係学会会員、NPO法人RDA JAPAN会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

C-biscuit

13
古本購入。競馬をやめていた期間があるので、内容はちょうどやっていた頃で懐かしい。やたらとラガーレグルスの0秒落馬の問題が出ていたが、まったくその通りで、自分も0秒で紙くずとなった馬券を思い出す。一般人は泣き寝入りであるが、この本は競馬界の体質にメスを入れ、様々な提言を行っている。もっとも、最終的には全馬セリシステムと罰則の強化に絞られるのであるが、そのプロセスや考え方は共感できる。特に一般の企業になぞらえて競馬界を説明しているのもわかりやすい。結局はレンガ職人の話でもあるようにも感じる。頑張れ競馬界!2017/12/05

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0
口が悪い…ただ、確かに調教師の怠慢っぷりは目に余る。2020/12/27

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