感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まいこ
4
自分の育った家庭のことを、はじめて客観的に見るきっかけになった一冊。メランコリー親和型について、のめり込み体質について、いろいろうまくいかない深夜にゆっくり再読したくなる。よその家では、夜になっても酒を飲んで親の人格が変わるわけではないことを知って驚いた。自分がいろいろずれていることを確認して修正していくための原点になっている一冊。2015/04/21
mikea
2
アルコール依存症本人、そのパートナー、子供それぞれの立場での苦しみが伝わってきました。のめりこみのチェックリストなど、参考になりました。2010/11/08
まいこ
0
依存症の家族は、酒を媒体にした微妙なバランスで成り立っていることを知った。酒でパワーアップする父VS父を憎む母子の構図はアル中家族の一般的な力関係であった。子に及ぼす害についての章もあり、この本は機能不全家族に育った人にも気づきが多いと思う。生きづらい、役割演技をしてしまう、休めない、アディクションにのめり込む、NOが言えない等、親の依存症が子の性格、人生を支配する。2013/06/25
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