内容説明
なつかはたくやくんと、うちでたからもののみせあいっこをしました。それをみながら、ママたちが、ちいさいときのおもいでをかたります。うまれたときのはなし…なつかはたくやくんとちょっとちがいます。4歳から。
著者等紹介
あいだひさ[アイダヒサ]
米国にて大学院修了後、東京・インドネシア・シンガポールで英語・日本語の教育に携わる。1998年帰国後、東京で特別養子縁組を成立させ子どもを迎える。現在は日本で言語教育のほか、異文化を受け入れる大切さを専門学校で講義している
たかばやしまり[タカバヤシマリ]
高林麻里。大妻女子短期大学卒業後、セツ・モードセミナーに学ぶ。絵本作家。1990年からニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さおり
33
探さなくてもありました、翻訳ではない里親、里子の絵本。先程の「どうして私は養子になったの?」ほど「真実告知」って感じでもないけど、これも悪くないなぁと思う。この本でいちばんいいのはあとがきだけど、これがあとがきにちっちゃく書いてあるというそのこと自体が良いのです。2018/11/01
遠い日
14
愛されている子どもの心の安定したようすに、なんだか美しいものを見せてもらったような気持ちに捕われる。父母との血縁はなくとも、慈しまれ、だいじに見守られているなつかの心の膨らみ。親子の繋がりの深さに打たれる。2015/10/29
なま
12
★4 様々な事情で親に育てられない子どもたち。そういう環境に置かれた子を実際に特別養子縁組を成立させ受け入れた作者。幼い子どもたちがもつ【偏見無く異なる物を受け入れる力】を信じて今回の絵本制作に取り組む(作者紹介より)生まれたときの話は、友達のたくやくんとは違うけど親の愛は変わらない。7分2021/12/26
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
里親・里子の絵本。なつかとたくやは思い出のいっぱいつまった宝物を見せっこします。ママたちがそれをみて二人が生まれて家族の一員になることをどれほど楽しみにしていたかを話してくれます。始まり方が違っても家族は家族。2023/03/07
北浦透
1
良い話だろうと思って娘に読み聞かせているうちに、途中で「あれ、もしかして?」と思い始めた。大きな愛に包まれている絵本だと思う。レビューの数からするとあまり知られていないのか。もっと読まれて良い本だと思った。2015/01/10