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出版社内容情報
犯人の心を直接読んじゃう掟破りの新探偵、第2弾!
読心能力でつぎつぎと真犯人の頭のなかをあばいていく読心探偵女子高生・大葉香夏子。
だが、今回もそんなチート能力をあざわらうかのような難題奇題が襲いかかる!
せっかく心が読めるのに親の前だからやりにくい!?
真犯人特定までは余裕だけど大物すぎて追い詰めるのが無理すぎる!?
たよれる相棒こよみんと一緒に、バカが強みの名探偵・大葉香夏子が見事解決……できるかなぁ?
【目次】
内容説明
女子高生名探偵・大葉香夏子。数々の難事件を自慢の『読心能力』でギリギリ解決し、今日も今日とて相棒の暦と一緒にミステリーの最前線へと駆けていく。そんな彼女が呼び出された次なる現場とは―「…お父さんの事務所じゃん」なんとパパの目の前で名探偵を演じるはめに!?もちろん真犯人はすぐ分かっちゃうけど、家族立ち会いの推理パートは照れくさすぎる!さらに温泉宿を舞台にした怪事件に巻き込まれるも、0秒で犯人特定までは余裕―ってこれじゃ温泉に入ってるヒマもないんですけど!犯人の心を直接読んじゃう掟破りのドタバタミステリー、第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
22
読心能力で次々と真犯人の頭のなかを暴いていく読心探偵女子高生・大葉香夏子。だが今回もチート能力を嘲笑うかのような難題奇題が襲いかかる第2弾。香夏子の父親が代表を務めるプロレス団体で起きた傷害事件、商店街の福引き券で当てた温泉旅行で出会う恋破れた怨念が呼ぶ殺意、まさかのゴリ警部逮捕と背後にある大物政治家の存在。父親の存在に照れたり、心を読んだ香夏子がツッコミを入れる展開だったり、大物政治家に対峙する展開だったり、相変わらず型破りな寺林警視正と振り回されるゴリ警部を絡めながらの推理劇はなかなか面白かったです。2025/09/14
ほたる
10
コミカルな感じは前巻から増していて、やはり楽しく読むことは出来た。読心と謎解きの掛け合わせは1巻のほうが上手くやっていたのかなと。キャラクターは良いなと思う。2025/09/27
真白優樹
7
香夏子の実家であるレスラー事務所で事件が起きたり、四人でいった温泉郷で殺意を止めたりする中、選挙の候補者を襲った罪でゴリ警部が捕まってしまう今巻。―――権力を乗り越えるのは、訴えかける人の意志。 前巻で因縁は一段落、と言う事で今回は探偵のあるあるだったり香夏子の家族周りを書いたりする中、巨大な権力の絡む事件に立ち向かう巻であり、相変わらずの頭の悪さでも真っ直ぐな心で何とか潜り抜けていく、前巻の面白さが確かに深まっていく巻である。一つ絆を深めてこの先、どんな事件にあたるのか。 次巻も勿論楽しみである。2025/10/03
ジャム
5
犯人の心の中は読めるけど推理はできない読心探偵の女子高生大葉香夏子と愉快な仲間たちが活躍するシリーズ第2作が早くも登場!そんな香夏子の父が悪役プロレスラーと明かされる冒頭からいきなり吹きます笑その父親のプロレス団体絡みの事件、温泉旅行で遭遇した殺人未遂計画事件、そして最後は香夏子に心酔する郷田警部が容疑者ちされる世襲国会議員銃撃事件と3つの事件に挑むバラエティ豊かな第2作にらしさ爆発オールスター集合で満足しました笑秋から連載が始まるコミカライズ版も楽しみ!2025/09/16
ARI
4
アイデアはやはり面白くもあり、本作の細かいツッコミは無粋なコメディの空気も好きなのですが。一発ネタ感が否めない気がしてしまう……、1巻以上の驚きや新鮮さを感じるための何か大きなものが欲しくなってしまう。まぁ、そうは言っても、心の声が聞こえて完全解決みたいなある種のチートあってこそ解決できるような、今回の政治家一家の問題は面白かったですし。推理モノによく言われる「探偵が事件を呼ぶ」みたいな文句を、本作では「事件の卵を呼ぶ」と表現する言い回しとかでクスリと笑いが漏れるユーモアを感じて良いですよね。2025/09/16




