感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
izw
5
長尾先生が2012年3月で国立国会図書館の館長を退任した後1年半くらいの間に書き溜めた随筆を中心に、2009年以後に書いた随筆を編集し、「気のむくままに」「藝術について」「読書について」「これからの図書館」「学問と研究」「生きてきた道」という章にまとめられている。最初に「随筆を読む」と題して随筆に対する考え方が書かれていて、哲学書、歴史書、小説、古典とは違って随筆は実に気楽に読める、とある。読者としての感想を通じて、自分が書く随筆についても気楽に読めることを目指しているのだろう。(続く)2019/12/14