内容説明
「贈与論」のモースは、筋金入りの社会主義者、消費協同組合運動に精力を傾けた社会活動家でもあった。複雑な「贈与論」テクストとモースの全体像をその行論から読み解き、中庸をゆく“混ざりあいの倫理”にモース思想の核心を見出す、第一人者による創造的マルセル・モース論。人類史のあり方を問う。
目次
第1部 外から読む「贈与論」(社会・モース・社会主義;モース、ポリシェヴィズムと対峙する;モース、暴力にあらがう;「贈与論」の間テクスト的構成)
第2部 内から読む「贈与論」(贈与・交換・聖物;物の霊;「贈与論」における“混ざりあい”;“混ざりあい”の倫理へ)
著者等紹介
森山工[モリヤマタクミ]
東京大学大学院総合文化研究科教授。文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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内海
1
この本が先生の失敗作であることを祈るばかりである。きっと他の本は面白いはず……。 第一部はモースの社会主義論の内容を紹介しただけであり、その思想も空想的な綺麗事で魅力は少なかった。第二部はほぼ贈与論の紹介だった。独自性としては、モースが贈与を引き起こすものを、ものに内在する力と法という関係性の二つに見ているのは矛盾しているが、アニミズム的な世界観からこれを止揚できるという話だったが、これもどこかで聞いたことのあるような議論をモースに当てはめたに過ぎない。 あまりにも繰り返しが多いので読んでいて退屈する。2026/03/27
chiro
1
モースが「贈与論」で唱えた事は彼の思想の実践として社会主義者としての活動に現れており、そのベースに著者が主張する「混ざり合いの倫理」の概念があったとする著作。「贈与論」の読みとしてモース自身の活動に焦点を当てた画期的な著作。2024/05/20
μέλισσα
0
急にシモンドンが出てきた箇所はびっくり2025/05/29
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