ヒッチコック

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784900997516
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0074

内容説明

1957年フランス、二人の駆け出しの映画作家が、世界で初めてヒッチコックの全作品を徹底的に論じ上げた―。秘密と告白、運命と意志、悪の誘惑、堕罪と救済、そしてサスペンス。通俗的な娯楽映画という世評に抗し、ヒッチコックの華麗な演出に潜む形而上学的主題へと迫った、ヌーヴェルヴァーグによる「作家主義」の記念碑的書物。

目次

第1章 イギリス時代(初期の映画 ゲインズボロー時代(一九二三‐一九二七)
サイレントの終わり、トーキーの始まり ブリティッシュ・インターナショナル時代(一九二七‐一九三二)
ゴーモン=ブリティッシュ時代(一九三四‐一九三七)
ゲインズボロー=メイフラワー時代(一九三七‐一九四五))
第2章 アメリカ時代(1)セルズニックと共に(一九三九‐一九四五)
第3章 アメリカ時代(2)『ロープ』から『知りすぎていた男』まで(一九四八‐一九五六)(コンティニュイティの征服『ロープ』(一九四八)
秘密と告白『山羊座のもとに』(一九四九)
名人芸『舞台恐怖症』(一九五〇)
数と形象『見知らぬ乗客』(一九五一)
殉教の誘惑『私は告白する』(一九五三)
第三の次元『ダイヤルMを廻せ!』(一九五四)
母型『裏窓』(一九五四)
修辞学の精華『泥棒成金』(一九五五)
善人か悪人か『ハリーの災難』(一九五五)
「サスペンス」の彼岸に『知りすぎていた男』(一九五六))
結論 『間違えられた男』(一九五六)

著者等紹介

ロメール,エリック[ロメール,エリック] [Rohmer,Eric]
1920年3月21日生まれ。本名モーリス・シェレール。シネクラブを組織しながら1950年に『ガゼット・デュ・シネマ』誌を発刊。その後『カイエ・デュ・シネマ』誌を中心に映画評を執筆する。1957‐63年、同誌編集長。『獅子座』(1962)で長篇監督デビューし、「ヌーヴェルヴァーグ」の中心的な一人となる。2010年1月11日死去

シャブロル,クロード[シャブロル,クロード] [Chabrol,Claude]
1930年6月24日生まれ。シネクラブでロメールらと出会い、『カイエ・デュ・シネマ』誌を中心に映画批評家として活躍。1958年に「ヌーヴェルヴァーグ」の長篇第一作となる『美しきセルジュ』で監督デビュー。2010年9月12日死去

木村建哉[キムラタツヤ]
1964年生まれ。映画学、美学。専門は映画理論・映画美学、古典的ハリウッド映画研究。成城大学文芸学部准教授

小河原あや[オガワラアヤ]
1976年生まれ。映画学、美学。専門はフランス映画、とりわけエリック・ロメール。成城大学文芸学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Isamash

15
仏ヌーヴェルヴァーグの中心人物エリック・ロメールとクロード・シャブロルによる1957年著作の訳本(2015年発行)。最近ヒッチコック映画を集中的に見てて本書を読む。テクニックに秀でたサスペンス娯楽作の職人監督と見ていて著者のカトリック教徒としての主題、姦通、三角関係、告白、正義と悪の同居等の指摘は新鮮。やりたい映画を撮ると商業的失敗となる流れも興味深い。バーグマン主演の白い恐怖、汚名、山羊座のもとにを高く評価。山羊でのバーグマンが重い瞼を少し開いて家政婦を見る超クローズアップでの多種多様の感情表現を絶賛。2022/01/10

GO-FEET

5
「ジョーン・フォンテーンに関して言えば、彼女は最高の創造[演技]を行った。彼女は最も偉大な二人のヒッチコック女優の一人であり、演出家ヒッチコックに霊感を与えたのだ。」 ★★★★2015/03/07

uchiyama

0
同時代に作品に対して正当な評価をするのがいかに困難かを思うと、ちょうど「めまい」の手前(!)までで、こういうものが書かれたことの驚きと、そしてまた、これを正当だと感じる、現代の感受の基盤がここにあるという気恥ずかしさで読みましたが、「形式は内容を飾るのではない。形式が内容を創造するのだ。」という宣言は、この理念が、波、というより、小さな火のように各人に灯っていったことに感動します。でも、形式は嘘をつけない、ということ、どんな崇高な野心をもとうとも、形式が作家を裏切ることがあり、賭けの厳しさも思います。2022/11/19

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