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出版社内容情報
もしも、洗脳技術を駆使して学園を牛耳ろうとする者が現れたら……!? 学校の平和を守るため、支配者に立ち向かう少年少女の物語。
【著者紹介】
脳機能学者、計算言語学者、認知心理学者、分析哲学者
内容説明
高校二年生の真境名栄人は、元はミッション系だったという私立・天堂学院に転校してきた。それは一見、ごく普通の平和な高校だったが、実は生徒会長・美星瑛里歌による洗脳支配を受けた暗黒学園だった。栄人は反逆児・蘭堂雷華との出会いを通して学園のあり方に疑念を抱き、生徒会と対立することに。その後、同志たちの協力も得て、いよいよ体制打破の戦いが始まるが…そこには驚くべき展開が待ち受けていた!
著者等紹介
苫米地英人[トマベチヒデト]
通称・ドクター苫米地。認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。ドクター苫米地ワークス・コグニティブリサーチラボ、TPIジャパン、苫米地インスティチュート、一般財団法人BWFジャパン各代表。角川春樹事務所顧問。極東連邦大学(ロシア)客員教授。カーネギーメロン大学CyLabフェロー。学位はカーネギーメロン大学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サイバーパンツ
7
『ウェイヴ』で行われたファシズムとマインドコントロールのメソッドをSNSと合体させた学園を舞台に、苫米地要素てんこ盛りのヒロインが大暴れ。年間の著作数が一人の人間に書けるレベルではない苫米地英人なので、どこまで本人が書いているのかは分からないが、文章表現は簡潔で話も綺麗にまとまっていた。ラノベというよりヤンキー漫画的なノリでクラシカルではあるけど。キャラや洗脳についての掘り下げをあっさり済ませて終わってしまったため、物足りなさはあるが、最後は意外な展開も用意されており結構面白かった。2018/02/13
ANUNYAPHUM
4
著者の初ラノベなので、読みました。 他のラノベ作品を読んでないのでラノベどうしでは比べられませんが、コミックの原作みたいでした。 著者独特の世界観や知識があって、いいんじゃないかなあ。 今時の高校生の言葉使いとかものの見方とかも垣間見えたしね。2014/05/04
d(^0゚)/b
3
◼️Kindleで。カウンセラに苫米地さんの本を何んでも良いから読んで洗脳について勉強せよと言われて。◼️たぶん、カウンセラのねらいには沿わないチョイスだったな笑 ラノベだから読みやすそうだし、評判も良さそうだったしタイトルに洗脳って入ってるしと思ったんだが、勉強になったかというとそんなことないと思う。次は洗脳原論読むぞ。2018/12/12
hautan
2
ブックオフ本。数時間で読めました。割と面白かったです。中のイラストはちょっと怖いかな(笑)2015/10/20
ちかもり@再出発
2
全体的な設定自体はクラシカルだけど意外な展開が隠されており最後まで楽しめた。特に終盤からエピローグまで全く気が抜けないのがすごい。でも最後の辺りは会話だけでなく具体的なエピソードとして分厚く語ってほしかったな。勿体ないし、やや残念。「マインドコントロールは働きかけてる側にもフィードバックがある」とか「マインドコントロールから脱するには『気付き』が大切」とか、あまり詳しくない分野なので興味深かったです。学校というシステム自体に緩やかなマインドコントロール的な側面があるということにハッキリ気付かせてくれて◯。2014/10/30