ジュール・ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクション<br> 地球から月へ 月を回って 上も下もなく

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ジュール・ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクション
地球から月へ 月を回って 上も下もなく

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  • サイズ A5判/ページ数 655p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784900997448
  • NDC分類 953
  • Cコード C0397

出版社内容情報

19世紀のフランスは、三つの偉大な小説連作を生み出した──バルザックの〈人間喜劇〉、ゾラの〈ルーゴン=マッカール叢書〉、そして、ジュール・ヴェルヌの〈驚異の旅〉。このうち、最も紹介が遅れているのがほかならぬ〈驚異の旅〉である。『海底二万里』『地底旅行』『八十日間世界一周』『十五少年漂流記』だけがヴェルヌではない。インド、アメリカ、東欧、北極はもちろん、太陽系をも股にかけて駆けめぐるヴェルヌ的想像力、その知られざる多彩な側面を、同時代の世相や歴史的大事件に取材したアクチュアルな冒険譚から、近未来SF、ホフマン流幻想譚まで、初期作品から死後刊行の遺作まで、本シリーズは、本格的紹介が待たれた〈驚異の旅〉小説群から、選りすぐりの傑作をコレクション、全五巻に分けて刊行する。ほとんどが本邦初訳、最良の訳者による完訳と最新の解説、訳註、エッツェル書店刊行時の挿画を全収録した愛読愛蔵版である。


〈全巻構成〉

第?巻(第4回配本)ハテラス船長の航海と冒険  荒原邦博・荒原由紀子訳(18年春刊) 予価:5,500円

第?巻(第1回配本)地球から月へ 月を回って 上を下への  石橋正孝訳(17年1月刊) 特大巻:5,800円

第?巻(第5回配本)エクトール・セルヴァダック  石橋正孝訳(18年秋刊) 予価:5,000円

第?巻(第2回配本)蒸気で動く家  荒原邦博・三枝大修訳(17年5月刊) 予価:5,500円

第?巻(第3回配本)カルパチアの城 ヴィルヘルム・シュトーリッツの秘密  新島進訳(17年11月刊) 予価4200円



第一回配本の第II巻は、いわゆる「ガン・クラブ三部作」に当たる三作、すなわち、Jules Verne, De la Terre ? la Lune (Paris, Hetzel, 1865), Autour de la Lune (Paris, Hetzel, 1870), Sans dessus dessous (Paris, Hetzel, 1889)の全訳を収録した。翻訳用のテクストは、石橋正孝によるヴェルヌ原文の校訂を経て最終ヴァージョンを確定した上で底本化されている。三部作を一巻にまとめて刊行した先例は、本国にもまだ存在しない。詳細な解説と訳註を付した、完訳ガンクラブ三部作世界初の合本である。

月面に向けて打ち上げられる砲弾列車、月球を周回しての洋上帰還、そして巨大砲の力を利用して地軸を垂直に立て直す最後のプロジェクト……、巨大な大砲に取り憑かれた愛すべき紳士たちが活躍するガンクラブ三部作、世界初訳の補遺、挿画128葉を収録した特大巻として刊行!



A5判上製 丸背かがり綴 カバー装 本文9ポ二段組 装幀:間村俊一 カバー装画:堀江栞



地球から月へ ──九七時間二〇分の直行路──

月を回って

上も下もなく

上も下もなく 補遺 ごく少数の人だけが知ればよいこと[A・バドゥロー?椎名建仁訳]



訳註

解説 石橋正孝r>
訳者あとがき
細目次


ジュール・ヴェルヌ[ジュール ヴェルヌ]
1828年,フランス北西部の都市ナントに生まれる.二十歳でパリ上京後,代訴人だった父の跡を継ぐことを拒否し,オペレッタの台本やシャンソンを執筆する.1862年,出版者ピエール=ジュール・エッツェルと出会い,その示唆を得て書いた『気球に乗って五週間』で小説家デビューを果たす.以後,地理学をベースにした冒険小説を次々に発表.作者が1905年に没するまでに六十篇を超えたそれらの小説は,いずれもエッツェル社から刊行され,1866年以降,その挿絵版が〈驚異の旅〉という総タイトルの下にシリーズ化された.代表作は,『地球の中心への旅』『海底二万里』『八十日間世界一周』『神秘の島』『ミシェル・ストロゴフ』等.多くの科学者や探検家が子供の頃に読んで強い影響を受けただけではなく,コナン・ドイル以降のジャンル小説の書き手はもちろん,レーモン・ルーセル,ミシェル・ビュトール,ジュリアン・グラック,ジョルジュ・ペレック,ル・クレジオ等々,ヴェルヌとの文学的血縁関係を自認する作家は少なくない.

内容説明

月面に向けて打ち上げられた砲弾列車。巨大な大砲に取り憑かれた愛すべき紳士たちが活躍するガン・クラブ三部作、世界初訳の補遺、挿画128葉を収録した完訳版!

著者等紹介

ヴェルヌ,ジュール[ヴェルヌ,ジュール] [Verne,Jules]
1828年、フランス北西部の都市ナントに生まれる。二十歳でパリ上京後、代訴人だった父の跡を継ぐことを拒否し、オペレッタの台本やシャンソンを執筆する。1862年、出版者ピエール=ジュール・エッツェルと出会い、その示唆を得て書いた『気球に乗って五週間』で小説家デビューを果たす。以後、地理学をベースにした冒険小説を次々に発表。1905年没

石橋正孝[イシバシマサタカ]
1974年、横浜市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学、パリ第八大学で博士号(文学)取得。日本学術振興会特別研究員を経て、立教大学観光学部交流文化学科助教。専門はジュール・ヴェルヌ。フランス本国のジュール・ヴェルヌ協会および日本ジュール・ヴェルヌ研究会の双方で会誌の編集委員を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lico

9
【第79回海外作品読書会】ちくま文庫の『月世界旅行』、創元SF文庫の『月世界へ行く』、『地軸変更計画』の合本。翻訳者が統一されたおかげかかなり読みやすい。続けて読むことができるので以前に読んだ時には見逃していた部分にも気付けてよかった。解説は個々の作品だけでなくヴェルヌの諸作品を踏まえたうえでの話になっているので、最初に読むヴェルヌの本としては優しくない。出版されたのが最近のため、あまりヴェルヌの解説で触れられることのない『二十世紀のパリ』に関する言及が多いのは嬉しかった。2017/01/30

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