内容説明
これまで女性作家が受けてきた誹謗中傷と、作品を貶める手口を図式化したジョアナ・ラスの問題作How to Suppress Women’s Writingを全訳。新たに“テクスチュアル・ハラスメント”という視点を導入し、女性作家に対してなされてきたこれまでの批判そのものを、フェミニズム批評からとらえなおす小谷真理書き下ろし論考100枚収録。
目次
女性の書き物を抑圧する方法
無言の重圧
自己欺瞞
行為主体性の否定
行為主体への冒涜
二重基準の罠
間違った分類法による囲い込み
「一発屋」神話の真相
全集からの締め出し
先輩作家不在の危機
女たちの反応
「価値基準」にまつわる懐疑的論争
著者等紹介
ラス,ジョアナ[ラス,ジョアナ][Russ,Joanna]
1937年ニューヨーク生まれ。SF作家、ワシントン大学英語英文学教授。1972年SF短篇「変革のとき」でネビュラ賞受賞。60年代より過激なフェミニズム論客として知られ、女性ユートピア小説として普及の名作となった長篇SF『フィーメール・マン』、レズビアンとしてのカミングアウト小説『神に対してストライキ』、ポルノグラフィ論『魔法のママたち、震える姉妹、ピューリタンと倒錯者』など、SFをバックグラウンドにさまざまな作家・評論家活動を展開し、1988年には、SF研究協会よりすぐれたSF批評家に与えられるピルグリム賞を受賞している
小谷真理[コタニマリ]
1958年富山県生まれ。SF&ファンタジー評論家。1994年に『女性状無意識』(勁草書房)で第15回日本SF大賞受賞。日本SF作家クラブ、日本ペンクラブ会員
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