内容説明
ここに描かれているのは、全部小学校時代の思い出です。もうどこにもこの小学校の風景は存在していませんが、古いアルバムを押し入れの奥から出してながめるような気分で、なるべくたくさんの人に懐かしがってもらいたいと思います。
目次
1章 学校生活編(入学式;朝礼;日直 ほか)
2章 教室・校庭編(木造校舎;廊下のプロレスごっこ、しっぺ;休み時間のミサイル・ゲーム ほか)
3章 思い出の行事編(授業参観;家庭訪問;映画鑑賞の日 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
DICE-K
17
なつかしさ半分、へぇ~そうだったんだ半分。旧友との思い出話が楽しいのは、過去の同じ感触を共有している安心感だけでなく、自分の視点でない、他人の視点でその過去を捉えることにより、立体感をもって思い出されることなんだと思う。時にはその当時の香りさえも思い出すほどに。2014/08/24
paluko
8
1942年生まれの著者が1950年代前半あたりの小学校時代の思い出を学校生活編、教室・校庭編、思い出の行事編に分けてながたはるみさんの説得力あるイラストと共に綴る。検便の検体を二枚貝の殻に入れて色紙の帯で留めて提出って(100頁)…無駄な雅(みやび)の極み! それに続くのは学校で一斉に飲まされる虫下し(青汁の一億倍まずいらしい)の地獄絵図。それほどに回虫が蔓延していたんですね(汗)。校門の前に怪しいおじさん(不審者じゃなくて、怪しい物販のひと)は自分も見たことある。カブトムシくらいしか記憶にないけど。2022/06/05
ひねもすのたり
5
団塊世代なら懐かしくて泣いちゃうと思います。 検便をマッチ箱に入れて持っていくなんて都市伝説だと思っていたけど・・・。★3.52025/04/09
あきら
2
昭和の小学生、と言った感じ。お話を作るときの資料にとっても良さそう2015/01/17
削りくず
1
私は平成生まれだけどとても面白かった。野外映写会に参加してみたい。それから、昔の子供たちは火を起こしたりナイフで鉛筆を削ったり、注射器を使って昆虫標本を作ったり、一人で何でもできて器用そうだと思った。2013/09/20