みみずく叢書<br> 異空間 軽井沢―堀辰雄と若き詩人たち

みみずく叢書
異空間 軽井沢―堀辰雄と若き詩人たち

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  • サイズ A6判/ページ数 85p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784900918047
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0395

出版社内容情報

避暑地軽井沢はまた、若き詩人たちが物語(ロマン)を求め、独自の世界を築いた文学空間でもある。軽井沢・追分を舞台に、大正末から昭和の激動を生きた青春群像と文学を読む。日本であって日本でない異空間、軽井沢文学への招待。

●堀辰雄
必要とされた異空間/軽井沢に出会う/『ルウベンスの偽画』『聖家族』/『美しい村』/『風立ちぬ』/『楡の家』/追分の風土
●芥川龍之介
「倦怠」/恋歌/「越し人」
●立原道造
「村はづれの歌」/「憩ひ――I・Tへの私信――」「はじめてのものに」/「のちのおもひに」/水戸部アサイ
●津村信夫
「小扇」/ミルキィ・ウェイ/長野の少女
●野村英夫
出発/少年のように/「改心」
附 主要人物・作品索引/軽井沢・追分文学地図

軽井沢は不思議な町である。旧軽銀座とよばれるメインストリートには人があふれ、にぎわいと活気に満ちている。ところが、ほんの一歩だけ、裏手の道へ折れていけば、そこはもう静かな別世界である。(中略)ここには今も異空間がある。異境に旅立った多くの詩人たちが、若き日に、軽井沢に求めた異空間とはいささか違うような気がするが、私は軽井沢に異空間を見出せたとき、軽井沢が好きになった。(あとがきより)
信濃毎日新聞の連載「信州近代文学への旅 第五部 異空間・軽井沢」(1987年7月3日~8月15日)を加筆・再編集

軽井沢文学の入門書としておすすめです。軽井沢・追分エリアの文学地図で文学散歩を楽しんで下さい。

目次

堀辰雄(必要とされた異空間;軽井沢に出会う ほか)
芥川龍之介(「倦怠」;恋愛;「越し人」)
立原道造(「村はづれの歌」;「想い―I.Tへの私信」 ほか)
津村信夫(「小扇」;ミルキィ・ウェイ;長野の少女)
野村英夫(出発;少年のように;「改心」)

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