エマ

エマ

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  • サイズ B6判/ページ数 454p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784900845299
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

ぬくもりのある、冷静なまなざし―希代の人間観察者、ジェーン・オースティンの元祖ロマンチック・コメディー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あやめ

11
恥ずかしながら初オースティン。何となく古臭いイメージがあって敬遠していたのだが、図書館で見かけてこれを機会に読んでみようと借りてみた。他の方の感想を読むと、ヒロインが好きになれないという意見が多くて、恐る恐る読み始めたのだが、確かにエマには傲慢で鼻持ちならない所もあるけれど、すぐに早とちりして暴走したり、反省してしょげてる様子等が可笑しくも可愛くて、私には憎めなかった。心配性なエマの父ウッドハウス氏やお喋り好きなミス・ベイツ、俗物のエルトン夫人等、脇役に至る迄個性豊かな人物達は→2013/03/14

たつや

10
なぜか、金持ちで甘やかされて育ったときいて、神田うのをイメージしてしまい、台無しでした。エマが喋るとうのの声がした。02016/05/17

アルパカ

6
中盤まで私には退屈に感じられ、読むのをやめようかと思いました。エマが自己中心的で(若くて上流階級のお嬢様なので仕方ないですが)フランク・チャーチルが来てから面白いと感じ始めました。ハリエットを二度までも余計なことに巻き込み、ナイトリーの名が出てきて初めて自分の気持ちに気付き、傲慢さや自分の愚かさに気付くところがいい。エマのお父さんもそんなに年じゃないだろうにいつも健康のことばかり気にしていてそこもちょっとイライラ。(笑)180年も前に書かれた小説なので仕方ないですが、生活自体がとても優雅で経済的な話が2017/09/03

るぅ姉

5
オースティンの魅力は人物描写だなあ、と傲慢と偏見とこれを読んで思った。確かにこの主人公のエマは傲慢で嫌な女だけど、階級で付き合う人を分ける等は当時は普通の事。でも自分の恥ずべき部分に気がつくし(実際我々は自分自身の恥ずべき部分に気がつけるだろうか)成長もしていく。キュートで素直な女性に感じたなー。愛すべき登場人物もりだくさんで楽しかった。あんたたち、すきま風気にしすぎ!(笑)恋愛ものとしての面白さは完璧!2013/04/22

あっこ

4
エマを何度読んで、解釈しても自己中心的な女性にしか見えない笑。特に、ナイトリーへの愛に気づいた時といったら...エマの友人でナイトリーに憧れを抱いていたハリエットへの手の裏返したような態度にイラッとするのは私だけ?訳者の方もコメントしてけど、せっかく「エマ」とオースティンの「高慢と偏見」、「説得」等、他の作品に比べて多くの読者が手に取りやすいタイトルなのに、私はその「エマ」自身が読者に受け入れられるキャラクターかどうかは疑問です。みなさん、特に女性の意見がこれほど聞きたくなった本は今までないですね!!2011/10/28

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