出版社内容情報
ローレンツからアインシュタインまで、力学的自然観を脱し特殊相対論へと至る電磁気理論の歩み。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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ファラデーやアンペール、マクスウェルの電磁気学の成立に始まり、アインシュタインが相対論を形成するまでの流れがまとめられている。本書は論文集なので、各章は1つ1つは完結しているものの、この本の編者であり、広重徹の高弟の西尾成子氏が前後の繋がりを意識しながらまとめられているので、一つの作品として仕上がっている。専門的な細かい内容にかなり踏み込んでおり、他書に比類されない本となっている。ただ現代ではみない専門用語や、そこそこ難解な数式が駆使されているので、読むにはかなりの労力を要する。