感想・レビュー
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内島菫
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特集「アンソロジーの愉楽」。アンソロジーが花を集めるという古代ギリシア語からきていることが、詞華集とも呼ばれる由縁。自作の意味が変わってしまうとしてアンソロジーに作品を収録させない作家がいる一方で、「作品の意味が変わることこそがアンソロジーの面白さ」という意見もあり後者に頷く。私も、もっと怪奇幻想文学に詳しければ、妄想の中で自分好みのアンソロジーを編んで遊ぶことだろう。『ウィアード』『幽霊の森』『夜光死体』『戦慄のハロウィーン』『怪奇ファンタジー傑作選』は本書の「幻想文学アンソロジー総覧」を見て購入した。2020/09/04