内容説明
キリスト教において聖書と聖霊が権威の中心であることは力強く支持されている。しかし、このことが何を意味するか、実際にどのように機能するのかについて統一した合意は得られていない。聖書に対する意見の相違や信仰理解の混乱の中で、聖書の位置と神の権威の理解について、本書は新たなモデルを提示する。その新鮮かつ有益な論説により、神からのメッセージを受け取る聖書の価値を回復させようとしている。
目次
第1章 誰の権威によって?
第2章 イスラエルと神の王国の民
第3章 聖書とイエス
第4章 使徒時代の教会における「神の言葉」
第5章 最初の16世紀
第6章 啓蒙主義の挑戦
第7章 聖書の誤読
第8章 正道に戻るには
第9章 ケーススタディ―安息日
第10章 ケーススタディ―単婚制
著者等紹介
ライト,N.T.[ライト,N.T.] [Wright,Nicholas Thomas]
1948~。セント・アンドリュース大学神学部教授。オックスフォード大学ウィクリフホール上席研究員。リッチフィールド主席司祭、ウェストミンスター・カノン神学者他を歴任。元ダラム主教。専門は新約学、初期キリスト教学、史的イエス研究、パウロ神学。80冊以上の著作、多数の論文、世界各地での講義、各種メディアでの盛んな発信により、現代で最も影響力のある神学者の一人
山〓ランサム和彦[ヤマザキランサムカズヒコ]
大阪生まれ。東京大学、ベテル神学校、トリニティ福音主義神学校卒。哲学博士(新約聖書学専攻)。聖契神学校教務主任、鶴見聖契キリスト教会協力牧師。日本福音主義神学会全国理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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