内容説明
毒ガス・細菌兵器・電波兵器・風船爆弾・ニセ札…。初めて明らかにされた「秘密戦」「謀略戦」の全容。元所員がすべてを克明に記録した手記を復刊。
目次
1 秘密戦の組織と構造(登戸研究所;陸軍中野学校の全貌)
2 登戸研究所各科の研究内容と成果(諜報器材の研究(二科、四科)
防諜器材の研究(二科)
謀略器材の研究(二科)
対生物兵器の研究
電波兵器の研究(一科)
風船爆弾による米本土攻撃(一科)
対支経済謀略としての偽札工作(三科)
実験の困難性と実績の評価)
3 秘密戦の実相(諸戦域への出張報告;登戸研究所の疎開、終戦)
著者等紹介
伴繁雄[バンシゲオ]
明治39年10月10日、愛知県一宮町に生まれる。昭和2年3月、浜松高等工業(現在の静岡大学工学部応用化学科)卒業、4月1日には陸軍科学研究所(のちの登戸研究所)の雇員となる。昭和12年陸軍技手、16年陸軍技師、兵技大尉、19年陸軍技術少佐。戦後は、21年に上伊那農村工業研究所を開き所長、25年大明化学工業(株)研究所長兼技術部長、常務取締役、副社長を歴任。平成5年11月14日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 日本近代建築人名総覧