内容説明
世間を騒がせているSARS、西ナイル熱など新しい感染症蔓延の根本的な原因は自然破壊にある。自然環境の悪化は目に見える影響を及ぼすだけではなく、私たちの心も蝕んでいるのだ。現代に漂う漠然とした不安も自然と無関係ではない。どうする?本書では、生命科学の研究を通じ得た著者の視点から新たに環境問題を捉えなおし、これからのあるべきライフスタイルを提言する。
目次
1 生態系
2 森林の破壊
3 温暖化
4 酸性雨
5 オゾン層の破壊
6 野生動物
7 外因性内分泌攪乱化学物質(内分泌攪乱物質、環境ホルモン)
8 自然破壊と病気
9 これからの私たちの生活
著者等紹介
長沢弘[ナガサワヒロシ]
農学博士、医学博士。1931年東京生まれ。1955年東京大学農学部畜産学科卒業。岡山大学農学部助手を経て1958年東京大学大学院生物系研究科修士課程入学。1963年同博士課程修了。文部省奨励研究生を経て1964年国立がんセンター研究所薬効試験部室長。1981年明治大学農学部教授(実験動物学)。2002年同退職。この間、日本内分泌学会評議員、日本疾患モデル学会評議員、WHO(世界保健機関)長期および短期在外研究員、UICC(世界対がん連合)短期在外研究員、招待研究員などを歴任。現在、明治大学名誉教授、中国延邉大学名誉教授、IIAR(国際制癌研究機構)名誉委員。1974年日本畜産学会賞。1977年(財)がん研究振興会賞。2003年日本実験動物学会功労賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- やまびと えほん遠野物語