内容説明
季刊『道』に掲載された、宇城憲治師範による数々の対談を1冊に収録。大河にコップ一杯の水とは、単に大きな川に清い水を流すということではありません。いくら理想を言っても力がなければ流れに負けてしまいます。大切なのは、その水のスピードであり、瞬発力です。勢いがあれば、どんな大きな川でも呑み込まれることはなく、ずーっと流れていける。そのようにして流れ続ければ、そこに必ず人は集まってくる、それが世の中の道しるべとなっていくのです。
目次
言葉でなく、心と身体で学ぶ―現代舞踊家・石井みどり
武道でつくる日本の宝 人―国際松涛館空手道連盟館長・金澤弘和
人間は、努力です―元神風特攻隊員・浜園重義
再現してこそ真の継承 音楽と武の響演―ヴァイオリニスト・川畠成道
武術でつくる身体の眼 良い眼は、肚をつくり、人間をつくる―ビジョントレーナー・田村知則
“食”は先人が守り残した、生き抜くための道筋です―料理家・辰巳芳子
カテゴリーを越え、原点での修行と交流を―合気道家・五月女貢
「科学と気」の可能性―東大名誉教授・清水博
著者等紹介
宇城憲治[ウシロケンジ]
1949年1月15日、宮崎県小林市に生まれる。1967年宮崎大学入学と同時に空手部に入部。卒業後大阪に転居。沖縄古伝空手・心道会の座波仁吉宗家に身近に接し、それまでの競技空手に疑問を感じ、直接指導を受ける。以来、沖縄空手、座波空手に傾注する。心道流空手道教士八段。全日本剣道連盟居合道教士七段。1986年由村電器(株)技術研究所所長、1991年同常務取締役、1996年東軽電工(株)代表取締役、1997年加賀コンポーネント(株)代表取締役を経て、2004年UK実践塾代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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