出版社内容情報
牛田正郎[ウシダマサオ]
著・文・その他
内容説明
「空気売ります」の一大キャンペーンを張り、エアコン部門で急成長を遂げた日本熱学工業の突然の倒産。その背後には、“世界一の証券知能犯”といわれた「潰し屋」たちの暗躍があった。彼らのチーム・プレーは、大胆で複雑にして珍奇だが、その訓練された“手口”は、事件を闇に葬った。政・財界を巻き込むスキャンダルに、死者はつきものという非情の法則もここにはある。ひとつひとつ明らかにされていく「悪の知能ゲーム」。本書は、創業社長が事件の全貌を赤裸々に綴った恐るべき経済犯罪小説である。