目次
罵論鼎談の前に 従来の「犯罪」幻想を捨てろ―「犯罪行為」の定義と上位概念(小室直樹)
第1章 美的コスモスで『事件』を斬る―中世一揆から大久保清まで
第2章 連合赤軍と密教超能力―高度成長後の犯罪
第3章 猟奇犯罪の原因―パリ人肉事件・宇都宮病院事件・富士見病院事件・戸塚ヨットスクール
第4章 「天皇」意識の衰退と犯罪実感―カリスマ制の崩壊・「知る」犯罪と「する」犯罪
緊急特筆 刑法を通じての国家による命令について―小室直樹氏の論文を考える(栗本慎一郎)
第5章 無智なるマスコミの犯罪―グリコ森永事件・ロッキード裁判・ドラッグ問題