内容説明
患者の目を見て、詳しく病歴を聞き、視診・触診・聴診を行う―。ハイテク検査を行う前に、まず、医師・看護師は自らの五感を駆使して、患者にアプローチすることが臨床における基本姿勢であり、不可欠のステップである。高階經和先生の半世紀に及ぶ経験から、若き医師・看護師に贈る「心臓病患者の診かた」、「臨床心臓病学」の真髄。
目次
第1章 私が歩んだ半世紀の道
第2章 心臓病患者にどうアプローチすればよいか
第3章 心臓発作を起こした男性の症例
第4章 臨床教育で指導医が心がけるべきこと
第5章 ベッドサイド診察法の実践
第6章 各心疾患患者に対するベッドサイド診察
第7章 不整脈のマネージメント
著者等紹介
高階經和[タカシナツネカズ]
昭和29年神戸医科大学卒業。昭和33年米国チュレーン大学内科留学。昭和34年大阪大学医学部にて医学博士の称号を授与される。昭和37年淀川キリスト教病院循環器科医長。昭和43年神戸大学医学部講師(~昭和60年)。昭和44年高階クリニック設立(~平成13年)。昭和46年米国チュレーン大学客員教授。昭和55年米国心臓学会会員。昭和56年大阪府医師会より長年にわたる地区医師会員に対する臨床心臓病学の教育活動が認められ、学術優秀賞を授与される。昭和57年米国チュレーン大学客員教授。昭和59年米国マイアミ大学医学部客員教授。昭和60年大阪大学歯学部麻酔科講師(臨床心臓病学)。昭和60年社団法人臨床心臓病学教育研究会を発足し、会長に就任(~現在)。昭和60年米国心臓病協会国際評議員。平成12年米国アリゾナ大学医学部客員教授。平成13年医療法人仙養会高階国際クリニック院長。平成19年日本医学教育学会において奨励賞を授与される。平成20年近畿大学医学部客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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