内容説明
「世界でもっとも危ない基地」と隣り合わせの小学校で、子ども達は、切実な思いを文集「そてつ」に綴った。大人になった今、彼らは何を思うのだろう?等身大の「普天間問題」に触れるルポルタージュ。
目次
基地のとなりの小学校(普天間飛行場―子ども心に違和感をもっていた;ぼくたちの学校―やはり基地はなくなってほしい;爆音―爆音に悩まされ、腹をたてる小学生がいたということ)
基地と原発(私の住む沖縄―本心は出て行ってほしいけど、簡単じゃない;普天間飛行場―基地が生活と密着しすぎて抜け出せない)
近くて遠いフテンマ(普天間第二小学校―まさかまだ基地が存在しているとは思わなかった;アメリカ軍のき地―やっぱり固定観念が邪魔をしていると思う;うるさい爆音―危険と隣り合わせであることを日々感じていた)
いつか、きっと(ぼくたち、わたしたち―決して言葉にはできなかったこと;聞けない耳きけない口―いつか、きっと、きける時がくる)
著者等紹介
渡辺豪[ワタナベツヨシ]
1968年兵庫県生まれ。関西大学工学部卒。毎日新聞社記者を経て98年から沖縄タイムス社記者。現在、特別報道チームキャップ兼論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。