内容説明
産工試の末裔である著者が綴る、伝統産地のものづくりの奮闘記である。この立場にあるからこそ見えてきた問題点を鋭く指摘しながら、これからのものづくり日本の再生に期待を寄せている。
目次
1 80年代のデザインは六本木から始まった
2 春日部桐箱でつくるウッドパッケージ
3 当時のクラフトデザインの状況
4 春日部桐箱をプロダクトとして
5 AXISと林英次さん
6 90年代のデザインの中心は新宿
7 OZONEの萩原修さん
8 伝統産地と国のデザイン振興策
著者等紹介
影山和則[カゲヤマカズノリ]
埼玉県産業技術総合センター製品開発支援担当部長。1954年、北海道生まれ。千葉大学工業短期大学部木材工芸科卒業。千葉大学工学部建築学科勤務を経て、79年から埼玉県の公設試験場に勤務しプロダクトデザインを担当。春日部桐箱、川口鋳物、秩父織物などの伝統、地域産業のデザイン開発、展示会、マーケティングなどの支援を手掛け、伝統産業の職人技術継承など産地の問題に取り組んでいる。武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科特別講師。滋賀県立大学人間文化学部生活デザイン学科特別講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 洋書
- SALAMANDRA