内容説明
岐阜県多治見の山間に全国からたくさんの人が訪れる人気のギャラリーがある。現代美術、茶の湯、工芸、生活道具、ファッション…ジャンルにとらわれることなくモノと暮らしを自在に結ぶ。百草には暮らしに潤いを与え、日々を育む力があふれている。
目次
1章 こころのくつを脱く(美術館と民家;照明と自然光 ほか)
2章 空間とモノがうむもの(浄らかな場;共有の感性 ほか)
3章 日常から非日常を見立てる(百草茶会“渡来”;ファッションショー“日常服の見立て”)
四章 使いながらつくった生活道具(白磁・粉引き;よだれかけ・ガーゼタオル ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Incisor
3
本書を読んでいたときも、思いかなって実際に訪れたときも、感じた「気」の流れが同じだった。すみずまで凛としていて、静謐なたたずまい。古民家、ギャラリー、カフェ、暮らし、道具、身のまわりのもの、光、風……写真や文章から感じるそれらは、確かにそのままにそこにあった。でも夢物語のなかではなく、地に足のついた存在感が心強い。2019/04/16
MOTO
0
居心地の良さげな家には光も嬉しそうに射しこむ。柔らかい灯りと化してず~っといたくなるよな家に。2016/11/12
さゆう
0
日本家屋で美を飾る、というお話。2022/07/31