内容説明
東京在住・会社員・一人暮らし・女子。26歳から31歳にかけてサイトに綴ったコラム集。例えば、合コンでなんとなく浮いてしまう、女同士の会話に心の中でつっこみを入れてしまう、単独行動が好き、―といった人に。
目次
冬将軍
春雨
夏日
秋晴れ
花曇り
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
橘
29
再読です。香川さんのどこまでも自分を客観視されてるのがすごい。ほの暗く冷静な文章が好きです。ちょっと古い本なので、最近はどのような思いで日々を送ってらっしゃるのだろうと気になります。他に本を出されないかなぁ。2017/05/15
橘
22
面白かったです。ちょうどいい毒と冷静さ。「わかる!」と思うところもあれば、「そうなんだなぁ」と思うところもあり、楽しかったです。普通ってなんだろうな。こんなに客観視出来たら、確かに生きづらいだろうな。2015/12/20
風里
19
素っ気ないくらい淡々と綴られたエッセイ。 少し古いが、それでも働く妙齢の女性の悲哀が詰まっていて共感できる。 普通の女の子ってどんなんだろう。2013/10/13
まゆら
15
コラムを纏めたもの。著者は出版社勤務の20代半ばの女性。初めて読んだのが働き始めたばかりの頃だったので、社会が求める諸々の「普通であること」に拒否感と壁を感じていたので強く共感したのを覚えている。読む度こんなに生きづらそうな人も頑張ってるんだから自分も頑張ろうという気にさせてくれる(笑)内容もダークサイドに落ちそうになるのをギリギリの客観性でもって保っていてなんだかハラハラするのだが…この手の日記調で聡明な方は早く亡くなるイメージのせいで(二階堂奥歯や高野悦子のせいか)生きていらっしゃるだけで素晴らしい。2014/04/08
こさかいじゅん
8
突出した才能もない『普通の女の子』のくせして、純粋に「普通」であることがしんどい。そんなジレンマを抱えた自意識過剰さん達には「わかるわかる」とうなずけてしまうことしきり。著者も、才気煥発で普通よりだいぶずれてしまっているけれど、やはりあちら側(=選ばれた側)にジャンプできず、他人に、そして自分に客観的突っ込みを入れてしまう「普通の人」。その様子がいちいちむずがゆくも楽しい。とはいえ、私などから見れば、著者はもう十分手の届かない異能の人に思えるのだけれど。2009/09/28
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