内容説明
ヒトが出会って、この箱できた。モノが出会って、この箱できた。この中には、塗師・赤木明登がいる。この中には、陶工・安藤雅信がいる。この中には、陶工・内田鋼一がいる。この中には、鍛金師・長谷川竹次郎がいる。この中には、デザイナー・ヨーガン・レールがいる。ぬりものとやきものと金工と布を取り合わせて、茶の箱を作った。
目次
作り手と使い手の関係
異物とともに生きること 取り合わせ論序説
十六の茶の箱
言葉の箱 お茶に関する21の断章
五人の作り手たち
人の取り合わせ 作り手による座談会・対談
取り合わせ雑想
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せがわ
2
道具の美というのはよいものだ。宝箱みたい。/長谷川竹次郎という職人さんが、古代オリエントをモチーフにやっておられるということで、ちょっと作品見てみたいー。2014/01/13
Satoko Muta
0
「かご派」に対しての「箱派」の人々には「隙間を埋めたい」という欲望が強いように感じるのだが。2013/07/24
ヨウ コ
0
佇まいが いい。しゃんとする。
doji
0
試みとしてほんとうに素晴らしいと思う一方で、もっと編集が突っ込んでくれたらな、と惜しい気持ちもある一冊。それぞれの茶の箱と道具の詳細な解説が欲しいし、もっとことばが欲しかった。2019/04/07
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