内容説明
放っておくと手に負えなくなる子どもを、８ステップ行動療法で早期にケア。普通の子どもにもこの行動療法は使えます。
目次
第１部 反抗的な子どもを理解しましょう（うちの子はおかしいのかしら？；どうしてこうなったのでしょう？；どうしたらいいのでしょう？；心にとめておくとよい言葉―子どもを変えるための原則）
第２部 反抗的な子どもとともに生きるには（第１ステップ―注目する；第２ステップ―ほめて子どもと協調関係をきずき、家庭にやすらぎをもたらす；第３ステップ―ほめるだけで足りなければ、ほうびを与える；第４ステップ―タイムアウトなどあまり厳しくない罰を使う；第５ステップ―タイムアウトをさらに進める；第６ステップ―前もって教える、声に出して考える―公共の場でのやりかた；第７ステップ―教師の協力を得るために、親も教師に手を貸す；第８ステップ―明るい未来を目指して）
付録―うちの子は行為障害があるのでしょうか？
著者等紹介
バークレー，ラッセル［Ｂａｒｋｌｅｙ，Ｒｕｓｓｅｌｌ Ａ．］
ウスターにあるマサチューセッツ大学医療センターの心理学主任、精神・神経学教授、精神衛生の臨床研究の第一人者。ノースカロライナ大学チャペルヒル校卒業、ボーリンググリーン州立大学で修士号およびＰｈ．Ｄ．を取得。１９７８年ウィスコンシン医科大学とミルウォーキー小児病院に神経心理学部門を設立、１９８５年まで主任を務める。以後今日までマサチューセッツ大学医療センターで子どもおよび大人のＡＤＨＤのためのクリニックを設立・運営。２５年以上にわたってＡＤＨＤを研究する一方で、子どもの問題行動を改善するためのペアレントトレーニング・プログラムの開発と実践に従事。多くの論文を発表している。『バークレー先生の反抗的な子も、８ステップでうまくいく』のもとになった『Ｙｏｕｒ Ｄｅｆｉａｎｔ Ｃｈｉｌｄ：Ｅｉｇｈｔ Ｓｔｅｐｓ ｔｏ Ｂｅｔｔｅｒ Ｂｅｈａｖｉｏｒ』（Ｇｕｉｌｆｏｒｄ Ｐｒｅｓｓ、１９９８）や『Ｔａｋｉｎｇ Ｃｈａｒｇｅ ｏｆ ＡＤＨＤ：Ｔｈｅ Ｃｏｍｐｌｅｔｅ，Ａｕｔｈｏｒｉｔａｔｉｖｅ Ｇｕｉｄｅ ｆｏｒ Ｐａｒｅｎｔｓ』（Ｇｕｉｌｆｏｒｄ Ｐｒｅｓｓ、１９９５、２０００邦訳『バークレー先生のＡＤＨＤのすべて』ＶＯＩＣＥ刊２０００年）など好評をもって迎えられた一般向けの本、『Ａｔｔｅｎｔｉｏｎ－Ｄｅｆｉｃｉｔ Ｈｙｐｅｒａｃｔｉｖｉｔｙ Ｄｉｓｏｒｄｅｒ：Ａ Ｈａｎｄｂｏｏｋ ｆｏｒ Ｄｉａｇｎｏｓｉｓ ａｎｄ Ｔｒｅａｔｍｅｎｔ』（Ｇｕｉｌｆｏｒｄ Ｐｒｅｓｓ、１９９８）などの専門家向けの本を多数執筆。教育ビデオや録音テープでの啓蒙にも取り組んでいる。評価の高いニューズレターＴｈｅ ＡＤＨＤ Ｒｅｐｏｒｔを編集
ベントン，クリスティン［Ｂｅｎｔｏｎ，Ｃｈｒｉｓｔｉｎｅ Ｍ．］
心理学や健康問題などの書籍を中心に２０年以上の実績を持つ編集者、ライター。セントジョンズカレッジ卒業。シカゴを拠点にして活躍中
海輪由香子［カイワユカコ］
東京都立大学人文学部心理学専攻卒業。現在翻訳業に携わる。主な訳書に『バークレー先生のＡＤＨＤのすべて』、『おとなのＡＤＨＤ』（ともにＶＯＩＣＥ刊）
高山恵子［タカヤマケイコ］
薬学部卒業後、埼玉県入間市で１０年間学習塾を経営。１９９７年アメリカトリニティー大学大学院修士課程修了（幼児・児童教育専攻）。９８年同大学院ガイダンスカウンセリング修士課程修了。同大学付属幼稚園で副所長を務める。児童養護施設、養護学校、保健所で臨床に携わる。専門はＡＤＨＤをもつ子どもおよび大人の教育とカウンセリング。アメリカカウンセリング協会会員。ＡＤＤＡ（アメリカＡＤＤ協会）会員、ＣＨＡＤＤ（ＡＤＨＤをもつ子どもと大人の支援団体）会員、えじそんくらぶ代表
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